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AC/DC エイシー・ディシー/Germany 2003

AC/DC史上、最大ブランクとなった”STIFF UPPER LIP TOUR”から『BLACK ICE』までの7年間。その合間に実現した激レアショウを記録した極上映像が登場です。この7年間にはミニツアー1回だけが行われました。それは“CLUB DATES/ROLLING STONES TOUR 2003”。本作は、そんな特別ツアーのうち「2003年6月9日:ベルリン公演」を収めた極上オーディエンス・ショット。まずは、ショウのポジションをタイムラインの中で確認してみましょう。【2001年】・7月8日:ワールドツアー終了(143公演)・12月4日『STIFF UPPER LIP LIVE』発売==1年3ヶ月後==【2003年】・3月11日:ニューヨーク公演 ・6月9日-22日:ドイツ(5公演)←★ココ★・7月30日:トロント公演・10月21日:ロンドン公演==5年後==【2008年】・10月17日『BLACK ICE』発売 これが“STIFF UPPER LIP TOUR”から『BLACK ICE』までの流れ。AC/DC史上最長ブランクの間に行われたライヴはこの8公演だけです。ツアータイトルにはストーンズの名がありますが、歴史的な競演が実現したのは“6月13日・20日・22日・7月30日”の4公演のみ。本作のベルリン公演は、そのウォームアップにあたるクラブ・ギグです。【凄まじくハイクオリティな映像美】ショウも特別なら、クオリティもスペシャル。ステージ左側(マルコム・ヤング側)2階席からの撮影なのですが、最前列なのか前列の影が一切入らない。ステージだけを直視した特等席なのです。そして、その視野をフル活用した猛烈・果敢なズームが圧倒的。思いっきり寄るとアンガスの流れる汗やマルコムの額に浮かぶ血管、目を?いたブライアンの表情まで超クッキリ。しかも三脚を使っているらしく、見どころを逐一追っても安定感もバツグンなのです。さらに凄いのがサウンド。遮蔽物ゼロの光景に相応しい超クリア・サウンドでして、極太のリフがディテールまで細やかなままダイレクトに飛び込んでくる。熱狂もリアルに吸い込んだオーディエンス・サウンドではあるものの、空気感がクリスタル・クリアに透き通っていて下手なFM放送さえも蹴散らす。映像があるために距離は分かりますが、音声だけなら距離感をまったく感じないほどです。【激レア曲もたっぷりクラブ・ギグ】そんな超クオリティで描かれるショウが特別にして猛烈。まず、何と言っても箱が小さい! 世界のビッグ・アクトであるAC/DCがクラブの小さなステージに立っているだけでも凄い。互いの距離が異様に近く、アイコンタクトどころか、その場で相談話ができるほど。いつもは走り回るアンガスも走るスペースがないくらい(それでもストリップはやる:笑)。まるでボン・スコット時代に戻ったような狭いステージ。もちろん、スペースはなくてもエネルギーはいつもと変わらない。スタジアムを爆発させるエネルギーが小さな箱に充満する濃密なショウなのです。そして、そのエネルギーで描かれるセットがスペシャル。約四半世紀を超えて復活した曲もあれば、このミニツアーを最後に演奏しなくなる曲も盛りだくさん。まさに時代が交錯するショウなのです。復活曲は「Rock And Roll Damnation」「If You Want Blood」で、いずれもボンの生前時代から23-24年ぶりのライヴ。もちろん、ブライアンはこのツアーで初めて歌うわけです。そして、このツアーが最後になったのは「Stiff Upper Lip」「Gone Shootin’」「Hard As A Rock」「Bad Boy Boogie」「Rock And Roll Ain't Noise Pollution」。中でも「Gone Shootin’」は正真正銘、この日がラスト・パフォーマンスです。さらに、2003年が最初で最後だったのが「What's Next To The Moon」。何しろ、3回しか記録が残っていないというAC/DC史上でも激レア中の激レア曲。それを極上の本生100%体験ができるのです。ツアーも特別なら会場もセットも特別。スペシャル尽くしでありながら、超極上なクオリティ。実のところ、本作の2公演後となるミュンヘン公演が『BACKTRACKS』で公式化されてもいますが、そこでは観られない「Gone Shootin’」「You Shock Me All Night Long」も収録した最長のショウ。そして何より、オーディエンス記録だからこそ、熱気渦巻くクラブ・ギグの空気を直接吸い込めるのです。機材の発達した21世紀だからこその映像美と、クラブ・ギグ。AC/DCのオーディエンス・ショットを観るなら「まずはコレ!」の大傑作です。マルコムが亡くなり、完全復活は永久の道が永遠に絶たれた“黄金の5人”。その本生100%にして特別すぎるショウを特等席体験できる1枚。Live at Columbiahalle, Berlin, Germany 9th June 2003 AMAZING SHOT!!! 1. Hell Ain't A Bad Place To Be 2. Back In Black 3. Stiff Upper Lip 4. Gone Shootin 5. Thunderstruck 6. Rock And Roll Damnation 7. What's Next To The Moon 8. Hard As A Rock 9. Bad Boy Boogie 10. The Jack 11. If You Want Blood 12. Hells Bells 13. Dirty Deeds Done Dirt Cheap 14. Rock And Roll Ain't Noise Pollution 15. Shoot To Thrill 16. T.N.T. 17. Highway To Hell 18. Whole Lotta Rosie 19. You Shock Me All Night Long 20. Let There Be Rock 21. For Those Anout To Rock Brian Johnson - Vocal Angus Young - Guitar Malcolm Young - Guitar & Vocal Cliff Williams - Bass & Vocal Phil Rudd - Drums COLOUR NTSC Approx. 124min.

AC/DC エイシー・ディシー/Germany 2003

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