8年間もの長きにわたってバンドの顔を務めてきたニタ・ストラウスが去ったアリス・クーパー。彼女の最後の勇姿とも言うべきショウを特等席体験できる超絶映像が登場です。そんな本作が撮影されたのは「2022年6月29日ミラノ公演」。その超・絶景オーディエンス・ショットです。前述したように、現在のアリス・ンドはニタが脱退しているわけですが、その後任として発表されたのは何と34年ぶりの復帰となるケイン・ロバーツ。まずは、そんな近況をスケジュールで俯瞰しつつ、ショウのポジションも確かめてみましょう。北米#1・1月28日ー2月13日(10公演)・3月18日ー4月24日(27公演)←※PRIOR LAKE 2022 欧州・5月23日ー6月18日(15公演)・6月19日『GRASPOP METAL MEETING 2022』・6月21日+22日(2公演)・6月24日『HELLFEST 2022』・6月25日ー28日(3公演)・6月29日:ミラノ公演 ←★本作★・7月1日ー9日(4公演)《7月11日:ニタ離脱発表/14日:ケイン復帰発表》北米#2 ・9月7日ー10月8日(21公演)・10月28日+29日(2公演)これが2022年のアリス・クーパー。すでにケイン復帰後のショウも20公演ほど行われているわけですが、本作のミラノ公演はあくまでニタ時代。最後から数えて5公演目となるコンサートでした。そんなショウで撮影された本作は、まさに衝撃の特等席ショット。画面に下部にチラッと人影が映る事はあるので厳密には最前列ではないかも知れませんが、その人影も一眼レフで撮影している。その辺の事情までは分からないものの、「最前列」もしくは「カメラピット」感覚には違いない……そんなとんでもない超目の前ショットなのです。しかも、左右の位置も絶妙。ステージド真ん中より3メートルほど右寄りなのですが、そこはニタ・ストラウスの真っ正面! 手を伸ばせば、スタンドマイクでコーラスを取るために頻繁に近寄ってくるニタに触れられそうなほど近い。もちろん、ショウ現場ではまさかニタが脱退するとは知るはずもなく、カメラワークはアリスを追うわけですが、ポジションが良すぎる為に激しく髪を振り乱すニタの姿もアリスとほぼ均等に観れてしまうのです。広い会場でも間違いなくNo.1の特等席から楽しめるのは、バラエティ豊かな名曲で彩られた最新ショック・ロック。実のところ曲間でカットもあるので厳密にショウ全曲かは断言しにくいものの、それでも最近のプロショット『GRASPOP METAL MEETING 2022(Shades 1553)』『HELLFEST 2022(Shades 1561)』よりは遙かに長い。その曲数ボリュームを実感する為にも、ここで比較しながらセットを整理しておきましょう。70年代クラシックス・バンド時代:I'm Eighteen/Dead Babies/My Stars(★)/School's Out/No More Mr. Nice Guy/Billion Dollar Babies/I Love The Dead・ソロ時代:Devil's Food(★)/Black Widow Jam/Steven/Escape/Go To Hell(★)80年代以降・MCA時代:He's Back (The Man Behind the Mask)(★)/Teenage Frankenstein(★)/Roses On White Lace・EPIC時代:Bed Of Nails/Poison/Feed My Frankenstein/Hey Stoopid・パラノーマル:Fallen In Love ※注:「★」印はプロショット『GRASPOP METAL MEETING 2022』『HELLFEST 2022』で観られなかった曲。……と、このようになっています。お馴染み70年代の黄金クラシックスや再ブレイクEPIC時代の名曲がてんこ盛り。その上で最もメタリックだったMCA時代が美味しい。『CONSTRICTOR』『RAISE YOUR FIST AND YELL』でも最高の名曲である「Teenage Frankenstein」「Roses On White Lace」を取り揃え、さらに映画『13日の金曜日』に提供した「He's Back (The Man Behind the Mask)」まで披露してくれる。特に「He's Back」はステージ上がってきた無礼者ファンをジェイソンがぶっ殺す趣向も観られる。もっともジェイソンはドアップなニタの向こう側というバランスでもあるのですが、それこそがマルチカメラとは異なるライヴの生観覧感覚でもあるのです。そんなショウは永遠のアンセム「School's Out」でハイライトを迎えるわけですが、ここで本作最大のサプライズ。何とマイケル・モンローが飛び入りするのです。しかも、アリスに手招きされて走り出た先に立ったのは、撮影者の目の前! アリス、モンロー、ニタが並び立つ姿を足下から見上げる超絶アングルなのです!!!!マルチカメラ編集も普及してきた現代では、逆にワンカメのリアリティや体験感が見直されていますが、本作はその最上級モノにして前代未聞の「スーパー・ニタ・ショット」です。血まみれのボディ・ペインティングと華やかなギター・プレイでショックロックを彩ってくれた姉御。そんな彼女の勇姿を目の前で楽しめる希代の名映像。8年間の想い出と感謝が吹き出してくる1枚。「2022年6月29日ミラノ公演」の超絶景オーディエンス・ショット。最前列もしくはカメラピットから撮影されたと思われる視界は超・目の前。しかも、すでに脱退したニタ・ストラウス用スタンドマイクの真っ正面であり、頻繁に近寄ってくる彼女に触れられそうなほど近い。ついでにアンケール・ラストでゲスト参加するマイケル・モンローの目の前でもあるという、会場全席のNo.1という超・特等席体験ができます。Alcatraz, Milano, Italy 29th June 2022 AMAZING SHOT!!!!1. Nightmare Castle 2. Feed My Frankenstein 3. No More Mr. Nice Guy 4. Bed Of Nails 5. Hey Stoopid 6. Fallen In Love 7. He's Back (The Man Behind the Mask) 8. Go To Hell 9. I'm Eighteen 10. Poison 11. Billion Dollar Babies 12. Guitar Solo 13. Roses On White Lace 14. My Stars 15. Devil's Food 16. Black Widow Jam 17. Steven 18. Dead Babies 19. I Love The Dead 20. Escape 21. Teenage Frankenstein 22. School's Out (incl. Another Brick in the Wall pt.2) (with Michael Monroe COLOUR NTSC Approx.86min. Alice Cooper - Lead Vocals Nita Strauss - Guitar, Backing Vocals Ryan Roxie - Guitar, Backing Vocals Tommy Henriksen - Guitar, Backing Vocals Chuck Garric - Bass, Backing Vocals Glen Sobel - Drums