新作『THE FINAL BATTLE』の発売も目前に迫っているSTRYPER。その最新ステージを目撃できる傑作映像作が登場です。そんな本作に収められているのは2つのオーディエンス・ショット。「2022年5月8日コロンビア公演」をDISC 1に、6日後の「5月14日ウィンストン・セーラム公演」をDISC 2に配した2枚組です。新型コロナ・パンデミックもあって前作『EVEN THE DEVIL BELIEVES』発表後にほとんどライヴを行えなかったわけですが、その間にオズ・フォックスが脳手術を受けるという衝撃のニュースも飛び込んできました。そんな彼らの近況を知る意味でも、少し広めにスケジュールをチェックしてみましょう。2021年 ・1月28日:ノースハンプトン公演《3月4日:オズ・フォックスの脳外科手術》・6月17日:ノースハンプトン公演・9月9日ー11日:北米#1(3公演)・10月22日ー24日:Rock 'N' Wrestling Rager出演2022年・5月5日ー28日:北米#2(18公演) ←★ココ★・6月18日ー25日:中米#1/北米#3(4公演)・7月22日ー24日/8月20日:北米#4(4公演)・9月25日ー10月10日:北米#5/中米#2(6公演)《10月21日『THE FINAL BATTLE』発売》・10月29日ー11月5日:カリフォルニア(3公演)・12月4日+6日:メキシコ(2公演)2023年・1月20日:キーウェスト公演・4月29日ー5月4日:Monsters Of Rock Cruise出演・5月19日ー6月9日:北米#6(4公演)これが現在までに公表されている2021年ー2023年のスケジュール。昨年はパンデミックもあって散発的なステージ終始していましたが、今春から本格的にツアー活動を開始。本作はその序盤「北米#2」の4公演目と8公演目にあたるコンサートでした。そんな2公演をを真空パックした本作は、画に描いたような絶景。どちらもステージやや右寄り(ペリー・リチャードソン寄り)から斜め30度くらいに捉えているのですが、とにかく猛烈に近い! 前方客もゼロではないので最前列ではないようですが、それでもせいぜい3列目くらい。しかも、遮蔽物がほぼゼロ。「ほぼ」と書くと何やらいやらしい誤魔化しのようですが、そうではありません。画面下部に前列の後頭部がチラッと映ったりもするので「ゼロ」と言い切ったらウソになると言うだけ。しかも、そうした前列客もメンバー間だったりする。特にコロンビア公演(DISC 1)は”M3 ROCK FESTIVAL”のためにステージが高く、マイケル・スウィートもオズ・フォックスもばっちり直視できるのです。さらに音声までスゴいのがウィンストン・セーラム公演(DISC 2)。まるで三脚を使っているかのようにビシッとした安定感も素晴らしいのですが、それ以上にサウンドボードばりのオンで力強い芯が強烈。会場の規模は分からないのですが、2ー3列目という近さもあってまるでクラブのような密室感たっぷりなのです。また、ウィンストン・セーラム公演(DISC 2)はセットが長いのもポイント。コロンビア公演(DISC 1)はフェス出演のために約1時間なのですが、こちらは単独公演なので約80分も楽しめるのです。それでは、2公演分まとめてセットを整理しておきましょう。クラシックス(12曲)・ソルジャーズ・アンダー・コマンド:The Rock That Makes Me Roll/Surrender/Soldiers in Command・トゥ・ヘル・ウィズ・ザ・デヴィル:More Than a Man/Calling on You/Free/The Way/To Hell With the Devil・その他:Loving You/In God We Trust(★)/Always There For You/All For One 再結成後(6曲)・ゴッド・ダム・イーヴル:Sorry/The Valley(★)・イーヴン・ザ・デヴィル・ビリーヴス:Divider(★)/This I Pray(★)・その他:Revelation(★)/Yahweh(★)※注:「★」印はウィンストン・セーラム映像(DISC 2)だけの曲。……と、このようになっています。コロンビア公演(DISC 1)はフェス出演だけあって往年のグレイテスト・ヒッツなのに対し、ウィンストン・セーラム公演(DISC 2)は再結成後のレパートリーも散りばめられている。特に美味しいのは『EVEN THE DEVIL BELIEVES』の新曲「Divider」「This I Pray」でしょうか。現在は『THE FINAL BATTLE』目前ですが、今後のショウでは恐らく新曲枠に『THE FINAL BATTLE』ナンバーが入ってくると思われます。パンデミックのせいで『EVEN THE DEVIL BELIEVES』に伴うツアーが行えなかった事もあり、『EVEN THE DEVIL BELIEVES』ナンバーは今だけの貴重曲になるかも知れません。見事に回復し、大病などなかったかのように元気な姿を見せてくれたオズ・フォックス。その熱演を最前付近の特等席で2公演たっぷり体験できる絶景セットです。近年のベテランには珍しいほどの創作意欲と熱演で魅せる「STRYPERの今」。「2022年5月8日コロンビア公演/5月14日ウィンストン・セーラム公演」のオーディエンス・ショット。どちらも画に描いたような絶景で、とにかく猛烈に近い!3列目くらいの特等席から設営されており、遮蔽物もほぼゼロ。特にウィンストン・セーラム公演(DISC 2)は三脚を使っているかのようにビシッとした安定感も素晴らしく、サウンドボードばりのオンで力強い音声も強烈です。ツアーを行えなかった『EVEN THE DEVIL BELIEVES』の新曲も美味しい2公演を特等席体験できます。Merriweather Post Pavilion, Columbia, MD, USA 8th May 2022 The Ramkat, Winston Salem, NC, USA 14th May 2022 Disc 1(62:28) M3 Rock Festival 2022 Merriweather Post Pavilion, Columbia, MD, USA 8th May 2022 1. Intro 2. Surrender 3. More Than A Man 4. Sorry 5. Calling On You 6. Free 7. The Rock That Makes Me Roll 8. Loving You 9. All For One 10. Always There For You 11. The Way 12. Soldiers Under Command 13. To Hell With The Devil Disc 2(79:36) The Ramkat, Winston Salem, NC, USA 14th May 2022 1. Intro 2. In God We Trust 3. Revelation 4. The Rock That Makes Me Roll 5. Loving You 6. More Than A Man 7. Surrender 8. Calling On You 9. Free 10. Sorry 11. All For One 12. Always There For You 13. Divider 14. This I Pray 15. The Way 16. The Valley 17. Yahweh 18. Soldiers Under Command 19. To Hell With The Devil Michael Sweet - lead vocals, guitars Robert Sweet - drums, percussion Oz Fox - guitars, backing vocals Perry Richardson - bass, backing vocals COLOUR NTSC Approx.142min.(total)