「ROSKILDE 1986 SOUNDBOARD」のリリースを記念して、リリースします!その内容は、これ以上のマッチングはないと断言できる、まさにこの日の優秀なオーディエンス・ショットです。この映像はヨーロッパのトレーダー間では有名なもので、ハンディカメラによる撮影のため、序盤は手ぶれが激しく、曲のカットアウト&カットインもあり、さらには3曲目に演奏されたI Shot The Sheriffが未収録という欠点を含んでいますが、フロア席中央やや左からのアップショットでしっかりステージを捉えています。特にギターのヘッドに煙草を刺すお馴染みの画が観られるAfter Midnight辺りからは俄然画像が安定してきます。その後は序盤の苦労が嘘のように観やすいショットでアンコールまでしっかり収録されています。最高音質のCDで聴くコンサートが映像でも同時に楽しめるという本盤は、「ROSKILDE 1986 SOUNDBOARD」を補完する、まさに絶好のボーナスアイテムと言えるでしょう。音だけでは分からなかったコンサートの全貌が分かるという意味では非常に興味深いもので、まずステージ上のメンバーのポジションがやや変則です。フィル・コリンズのドラムキットがセンターからかなり右寄りに設置されています。そしてそのすぐ左前方にベースのネイザン・イースト、その左にクラプトン、一番左にはキーボードのグレッグ・フィリンゲインズが位置しています。恐らく最前列席では、ドラムの生音が右寄りから聞こえていたはずです。そして、本盤の音声もなかなかの音質とバランスの良さです。また、各曲のエンディングでは、クラプトンが必ずフィル・コリンスとアイコンタクトを取っていることにも気づかされます。そのコリンズがIn The Air Tonightではピンスポットを浴び、ドラムキットの上に仁王立ちになって歌い出す姿も観ものです。そして、クラプトンがプレイしたフェラーリレッドのカスタムストラトキャスターのステージ映えすること!近年はまたブラック・フィニッシュのストラトに戻っているクラプトンですが、今にして思えば、ストラトのデザイン、カラーリングに関しての冒険はこの頃から始まっていたのかもしれません。トレブリーかつブライトなトーンでこれでもかと畳みかける切れ味抜群のソロ中に見せるクラプトンのMAXテンションの表情もお楽しみください。音と画の両方で楽しんでいただける1986年の「ロスキルデ・フェスティバル」。4ピース「オーガスト・バンド」時代のトピックの一つとして是非コレクションに加えていただきたい逸品です。Live at Roskilde Festival, Roskilde, Denmark 4th July 1986 AMAZING SHOT (1:46:05) 1. Crossroads 2. White Room 3. Wanna Make Love To You 4. Run 5. After Midnight 6. Same Old Blues 7. Miss You 8. Tearing Us Apart 9. Holy Mother 10. Behind The Mask 11. Badge 12. Let It Rain 13. In The Air Tonight 14. Cocaine 15. Layla 16. Sunshine Of Your Love 17. Band Introduction 18. Further On Up The Road Eric Clapton - Guitar, Vocals Greg Phillinganes - Keyboards Nathan East - Bass Phil Collins - Drums, Vocals COLOUR NTSC Approx.106min.