マドンナのキャリアでも最も成功したツアーの1つに数えられる“The MDNA Tour”。その象徴映像の特別バージョンがリリース決定です。そんな本作の正体は「2012年11月19日/20日マイアミ公演」のマルチカメラ・プロショット。そう、大ヒットしたオフィシャル映像作品『MDNA WORLD TOUR』です。ただし、本作は公式品のコピーなどではありません。当時、某衛星局で流された放送版。それも番組独自の字幕演出も追加された日本放送版なのです。その気になる中身の前に、まずはショウのポジション。ワールド・ツアーの全体像から振り返ってみましょう。《3月23日『MDNA』発売》・5月31日ー6月7日:中東(4公演)・6月12日ー8月21日:欧州(29公演)・8月28日ー11月25日:北米(45公演)←★ココ★・11月28日ー12月23日:南米(10公演 これが“The MDNA Tour”の概要。来日公演こそ実現しませんでしたが、欧米だけに留まらず南米や中東公演も実現。文字通りの「ワールド」なツアーでした。本作が制作されたのは、ホームグラウンドである「北米」レッグ。その42公演/43公演目にあたるコンサートでした。そんなショウから制作された本作は(元々公式映像ですから当たり前ですが)完全オフィシャル級。それもそんじょそこらの「美麗プロショット」の次元ではない。映画監督も迎えた撮影・編集・演出は、完璧にハリウッド大作映画のそれ。無数のアングルはカメラの台数を想像することすらできず、入念なカメラ・リハを経た画角は一瞬一瞬が絵画のように美しい。どうも部分的にマイアミ2公演以外の映像も使われているらしく、細部までキッチリと作り込まれた映像美は文句ナシに「芸術作品」としての品格を備えています。それだけならオフィシャル品と変わらないわけですが、本作のポイントは番組独自に付せられたと思しき日本語字幕。それもショウの全編に渡って入念に配され、英語の分からない方にもショウ内容を直感的に理解できるようになっている。しかも、多彩。さすがに歌詞対訳こそありませんが、それ以外の英語音声にはことごとく付いてくるのです(下記曲目にも書き出してありますが、これでも一部に過ぎません)。そんな日本語字幕は、大きく3種。1つめは「ナレーション」。曲によってナレーションSEが流される事があるのですが、その内容がしっかりと分かる。例えば、冒頭の開演パート。ここでは神への懺悔が語られ、背徳の雰囲気を盛り上げている。ちょっと書き出してみましょう。「神よ、お怒りに触れたことを心から悔いております。自身の罪を忌み嫌います。私が恐れるのは天の喪失と地獄の苦しみなのですから。何よりも神を愛しています。私は善人になりたいのです」2つめは「セリフ」。マドンナのショウはコンサートであると同時に、総合エンターテインメントでもある。曲によってはキャストとマドンナの寸劇も交えており、そこでは様々な会話が交わされる。そのセイルの1つひとつに字幕が付くわけです。ここではキャスト皆殺しにしていく「Gang Bang」を例に挙げておきます。「当然の報いよ。私は地獄へ真っ逆さま。友達もたくさん居るしね。地獄でこいつを見かけたら、また頭をブチ抜いてやるわ。こいつが死ぬのを見たいの。何度でも何度でも」3つ目はMC。「歌って!」「みんな、ありがとう!」等のお決まりの煽り1つひとつにも字幕がつきますが、曲間での語りにもばっちり日本語が付く。特に圧巻なのは「Masterpiece」前の長ーい語りパート。観客1人を指差しながら語りかける言葉も瞬時に理解できますし、観客のレスポンスにまで字幕が付くという徹底ぶりなのです。詳しくは下記曲目をご覧頂くとして、一部を抜き出しておきましょう。「みんなワイルドな女の子。あなたは別、あなたは真の男性よ。自分自身のことがわかっていればどう呼ばれようと関係ないわよね? 自分をしっかり持っていれば昔の名前で呼ばれてもいいでしょ? ビッチとでも売春婦とでもゲイでもバイセクシャルでも、黒人・白人・キリスト教徒・イスラム教徒・仏教徒。無関係よね? どう?(ない!)」思わず独自字幕だけで長くなってしまいましたが、本作の生命はもちろん音楽。『MDNA』を主軸とした名曲の数々です。最後に、そのセット内容も整理しておきましょう。MDNA(9曲)・Girl Gone Wild(★)/Gang Bang(★)/I Don't Give A(★)/Give Me All Your Luvin'(★)/Turn Up The Radio(★)/Masterpiece(★)/Love Spent(★)/I'm Addicted(★)/I'm A Sinner(★)クラシックス(11曲)・トゥルー・ブルー:Papa Don't Preach/Open Your Heart・ライク・ア・プレイヤー:Express Yourself/Like A Prayer・セレブレイション:Revolver(★)/Celebration・その他:Hung Up/Vogue/Candy Shop/Human Nature/Like A Virgin※注:「★」印は、このツアーを最後に演奏されていない曲。「終わったわ、帰りましょ」の日本語字幕と幕を閉じる本作。日本では体験できなかった“The MDNA Tour”を楽しめるだけでなく、2時間に及ぶ音楽映画の大傑作です。そんなオフィシャル作品を独自字幕と共にたっぷりと楽しめる日本放送バージョン。American Airlines Arena, Miami, USA 19th & 20th November 2012 PRO-SHOT 1. Intro 2. Virgin Mary「神よ、お怒りに触れたことを心から悔いております。自身の罪を忌み嫌います。私が恐れるのは天の喪失と地獄の苦しみなのですから。何よりも神を愛しています。私は善人になりたいのです」 3. Girl Gone Wild 4. Revolver 5. Gang Bang「失せな! 私のために死ぬのよ。ベイビー私のために死んで。あなたは私のために死ぬの」「当然の報いよ。私は地獄へ真っ逆さま。友達もたくさん居るしね。地獄でこいつを見かけたら、また頭をブチ抜いてやるわ。こいつが死ぬのを見たいの。何度でも何度でも」「ビッチらしく振る舞えば、ビッチらしく死ぬのよ」 6. Papa Don't Preach 7. Hung Up 8. I Don't Give A 9. Best Friend 10. Express Yourself 11. Give Me All Your Luvin' 12. Turn Up The Radio 13. Open Your Heart 「フランスのベレー帽よ。昨夏の休暇で訪れたのはフランスのビアリッツ。私の誕生日でね。この3人の若者たちが歌ってくれたの。彼らはバスク出身。カラカン・トリオです」 どうかしまして? 私とダンスしたいのかしら。彼とダンスするべき? じゃあみんな歌って。さあマイアミ! ロッコ、あなたのヘルプが必要ね。さあお願いよ!」 「みんな楽しんでる? 来る前にMDMAは飲んできた? ファンのみなさんに感謝します。今夜ここに集まっているのは世界中の人々。アルゼンチンやブラジルをはじめ、メキシコやプエルトリコ、そして全米各地からもね」 「みんなのサポートのおかげで30年もこの仕事を続けられてる。昨今の失業率はひどいもの。私は本当にラッキーだと思う。ありがとう!」 「みんなワイルドな女の子。あなたは別、あなたは真の男性よ。自分自身のことがわかっていればどう呼ばれようと関係ないわよね? 自分をしっかり持っていれば昔の名前で呼ばれてもいいでしょ? ビッチとでも売春婦とでもゲイでもバイセクシャルでも、黒人・白人・キリスト教徒・イスラム教徒・仏教徒。無関係よね? どう?(ない!)」「この会場では無関係ね。気にする必要ある? だって私たちは知っているから、中身が大事なんだって。私たちはこの国に暮らせて幸運よ。表現の自由があるんだから言いたいことを言えばいい! 世界に平和をもたらしたいのなら隣人への奉仕からはじめてみて。ひとりの人間としてね。いい? じゃあ”ファック・イェー“」「マイアミは規制されちゃったわけ? どうなっちゃってるの? もっと楽しい土地だったはずよ。私が住んでたときは夜通しパーティーだったのにね。なんでシャツなんか着てるの? 脱いじゃいなさい。1日中ずっとジムに居続け? 1ヶ月間ずっと? 1年間ずっと? 脱ぎなさいよ。その身体を見てもらうのよ。いい? 愛を語らうわよ」14. Masterpiece 15. Justify My Love 16. Vogue 17. Erotica Candy Shop 18. Human Nature「脱いじゃったけどいいかしら? まわりは誰も脱いでないわね。ときにはケツを見せる方がラク、感情を見せるよりもね。今夜はどっちも見せるけど。何か問題がある場合、ケツにね。キスしてもいいわよ」 19. Like A Virgin Waltz 20. Love Spent 21. Nobody Knows Me 22. I'm Addicted 23. I'm A Sinner 24. Like A Prayer「どこかで会ったことある? 知った顔ね。ダンスしたいの? いいわねマイアミ! みんなのダンスを見せて!」「ダンスしたいの? 服を着てるから誰だかわからないのよ。何を躊躇してるの?」「最高よマイアミ! 愛してるわ! ありがとう! おやすみ! これでズラかるわね」25. Celebration/Give It 2 Me 26. End Credit「終わったわ、帰りましょ」"The MDNA Tour”を象徴するオフィシャル映像が当時、某衛生局で公開された日本放送バージョンで、アナウンス・セリフ・MCの1つひとつに日本語字幕を完備。すべてを直感的に理解できる映像傑作です。 PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.120min.





























