2011年にアルコール中毒で夭逝し、27クラブ入りしてしまったエイミー・ワインハウス。そんな彼女の絶頂時代を伝える極上サウンドボード/プロショット・セットが登場です。そんな本作が収録されたのは「2007年6月29日ベルフォール公演」。フランス最大級の音楽祭“Eurockeennesフェス”に出演した際のステレオ・サウンドボード録音をDISC 1、マルチカメラ・プロショットをDISC 2に配した2枚組です。エイミーは2003年のデビュー時点でブレイクしたわけですが、全盛期と言えば、『BACK TO BLACK』リリース後。特に2007年は映像作『LIVE IN LONDON』やライヴアルバム『LIVE AT GLASTONBURY 2007』の公式化もあり、記録面で 絶頂でした。まずは、そんな当時を活動概要で振り返り、本作のポジションにも迫ってみましょう。2006年・8月31日ー9月12日:英国#1(4公演)《10月27日『BACK TO BLACK』発売》・11月10日ー16日:英国#2(6公演)2007年・1月16日:ニューヨーク公演・1月22日ー2月8日:欧州#1(5公演)・2月18日ー3月8日:英国#3(14公演)・3月13日ー19日:北米#1(7公演)・4月14日ー19日:英国#4(3公演)・4月26日ー5月13日:北米#2(12公演)・5月28日ー7月29日:欧州#2(18公演)←★ココ★・8月4日+5日:北米#3(2公演)・10月5日ー12月7日:欧州#3(23公演)これが2006年/2007年のエイミー・ワインハウス。2007年は欧州と北米をえらく細かく行き来していますが、ここまでのステージ数は彼女の人生でも最大。まさに泡沫の全盛期でした。その中で本作の“Eurockeennesフェス”出演は「欧州#2」の一幕だったのですが、上記の公式2作品も同じ「欧州#2」でした。さらに日程をフォーカスし、それぞれの位置関係を認しておきましょう。「欧州#2」の詳細・5月28日:ロンドン公演*5月29日:公式映像『LIVE IN LONDON』・6月9日:ワイト島フェス出演《6月10日:ストーンズのステージにゲスト参加》←★本作ボーナス★・6月15日ー21日(3公演)*6月22日:公式『LIVE AT GLASTONBURY 2007』・6月26日+28日(2公演)*6月29日:ベルフォール公演 ←★本作★・6月30日ー7月29日(8公演)本作のメインは10公演目の“Eurockeennesフェス”で、そこにTHE ROLLING STONESと共演した”ワイト島フェス”の1曲がボーナス追加されています。そんなステージを伝える本作は、オフィシャル級のベスト・マスターから起こされた銘品。プロショット篇は画面の隅から隅まで艶やかで、白線ノイズはおろか経年劣化もまったく見られない。そして、圧倒的なのはサウンドボード音声によるライヴアルバム。収録/ミックスはプロショット篇と同じと思われますが、単なる音落としではない。さらに高音質の別マスターで、わずかな歪みもない瑞々しさが絶品。あまりの美しさに、発掘当時プレスCD化されて大ヒットしたマスターなのです。そんな極上サウンドボード/プロショットのベスト・マスターで描かれるのは、全世界を魅了した全盛エイミーの全力ステージ。セットは『I TOLD YOU I WAS TROUBLE: LIVE IN LONDON』とも違うので、ここで比較しながら整理しておきましょう。バック・トゥ・ブラック(10曲+3曲)・Addicted/Just Friends/Tears Dry On Their Own/He Can Only Hold Her/Back To Black/Wake Up Alone/Love Is A Losing Game/Rehab/You Know I'm No Good/Me & Mr. Jones・デラックス・エディション:Cupid(★)/Hey Little Rich Girl/Monkey Manその他(2曲) ・Valerie/Ain't Too Proud To Beg(★:ボーナス)※注:「★」印は公式映像『I TOLD YOU I WAS TROUBLE: LIVE IN LONDON』になかった曲 ……と、このようになっています。実のところ、公式映像『LIVE IN LONDON』が約93分だったのに対して本作は約52分のフェス用セット。曲数的には及ばない一方、公式映像にはなかった「Cupid」が披露されています。そして、その中身は『FRANK』ナンバーが一切なく、徹底的に『BACK TO BLACK』ワールド。「Some Unholy War」以外のアルバム本編全曲が披露され、デラックス・エディションのみだったレパートリーも3曲追加されている。唯一の例外「Valerie」はプロデューサーであったマーク・ロンソンの『VERSION』にゲスト共演した1曲です。そんな本編“Eurockeennesフェス”だけでも胸いっぱいですが、本作はさらに18日前の“ワイト島フェス”も1曲ボーナス追加。これはエイミーではなくTHE ROLLING STONESのステージにゲスト出演した模様で、THE TEMPTATIONSのカバー「Ain't Too Proud To Beg」をミック・ジャガーと豪華デュエットしている。新進気鋭のエイミーに触発されたのか、ミックもリキの入った熱唱を聴かせますし、彼の「Keith, you've got it!」に導かれるソロもえらくカッコイイ。“A BIGGER BANG Tour”でも語り草の名シーンです。数々の名曲と深い歌声で全世界を魅了していた23歳のエイミー・ワインハウス。その泡沫の全盛時代を伝える極上サウンドボード/プロショット・セットです。公式『LIVE IN LONDON』『LIVE AT GLASTONBURY 2007』と並ぶベスト・マスター2枚組。「2007年6月29日ベルフォール公演」の極上サウンドボード/プロショット・セット。オフィシャル級のベスト・マスターから起こされた銘品で、特にサウンドボード篇はプロショット篇とは異なる別マスターで、あまりの美しさに発掘当時プレスCD化されて大ヒットしたほど。「生演奏版BACK TO BLACK」となるステージだけでなく、THE ROLLING STONESとの共演「Ain't Too Proud To Beg」もボーナス収録した決定盤です。Eurockeennes de Belfort, France 29th June 2007 STEREO SBD CD(56:23) 1. Introduction 2. Addicted 3. Just Friends 4. Tears Dry On Their Own 5. He Can Only Hold Her 6. Back To Black 7. Wake Up Alone 8. Love Is A Losing Game 9. Cupid 10. Hey Little Rich Girl 11. Monkey Man 12. Rehab 13. Valerie 14. You Know I'm No Good 15. Me & Mr. Jones Bonus Track The Rolling Stones with Amy Winehouse Live at Isle of Wight Festival 10th June 2007 16. Ain't Too Proud To Beg STEREO SOUNDBOARD RECORDING DVD 1. Introduction 2. Addicted 3. Just Friends 4. Tears Dry On Their Own 5. He Can Only Hold Her 6. Back to Black 7. Wake Up Alone 8. Love Is A Losing Game 9. Cupid 10. Hey Little Rich Girl 11. Monkey Man 12. Rehab 13. Valerie 14. You Know I'm No Good 15. Me & Mr Jones Bonus Track The Rolling Stones with Amy Winehouse Live at Isle of Wight Festival 10th June 2007 16. Ain't Too Proud To Beg PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 56min.





























