2004年北米ツアーより、キース・エマーソン・バンドのライヴを収録(なんと、このツアーの対バンはスコーピオンズとテスラ!)。11月26日ロスアンゼルスのユニバーサル・アンフィシアター公演を超高音質で完全収録したもので、なんと、この当時、トレーダー間でも一切出回っていない、録音者提供によるマスターDATをダイレクト使用し、これ以上は無い程の最高レベルのサウンドで、この時期ならではの演奏・セットを楽しむことができます。尊厳なイントロに続くは御馴染みHoedown、ギターとキーボードの高度なユニゾンは迫力満点。中間部ではエマーソンのハーモニカプレイも聴かれます。2曲目は世界中のファンを驚かせた選曲だった「Living Sin」で、印象的なオルガンリフとボーカルラインで構成されたこの曲のライヴは今聴いても非常に新鮮!TARKUSでは、デイヴ・キルミンスター卓越したギタープレイは勿論、実に堂々としたボーカルも聴き所のひとつです。エマーソンもMass/Manticoreで効果的なピアノ中心のアレンジを聴かせてくれます。久々のAquatarkusでは、あの伝説の初期ムーグの音を再現。ギターのカッティングが新鮮なFanfare For The Common Manでは中間にエマーソンのお馴染み背面奏法のキーボードソロなどかなり長めのソロタイムが用意され、素晴らしい盛り上がりを楽しむことができます。ラストにはKarn EvilのエンディングS.E.が流れ、ファンを感動させてくれます。また嬉しいボーナストラックとして、2004年11月10日にRockline FMに出演した際のエマーソンとデイヴの演奏を高音質ライン録音で追加収録しています。驚きは冒頭を飾る「グレッグ・レイクに捧げるバースデイ・ソング」、左手でタルカスのリフ、右手で「Happy Bithday」をピアノで弾くユニークなテイク!これは面白いです。さらに2人だけで演奏されるBitches Crystalと、ピアノを大胆にフューチャーしたLucky Manの2曲(どちらもボーカル入り)は、よくあるラジオのおざなりなスタジオセッションとは違う、実に聴き応え十分の素晴らしい演奏で、コレクターにとっては、エマーソン音源史上、大変重要なテイクであることは間違いありません。最新モノというとどうしても軽いイメージがあるのですが、ライブもラジオセッションも、エマーソンの歴史的にも非常にユニークで高品質なパフォーマンスを聴けるので、ファンは絶対に必聴です。 Live at Universal Amphitheatre, Los Angeles, CA. USA 26th November 2004 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) 1. Intro. 2. Hoedown 3. Living Sin 4. Bitches Crystal Tarkus 5. Eruption, Stone Of Years 6. Iconoclast, Mass, Manticore 7. Drum Solo 8. Battlefiled incl. Epitaph 9. Aquatarkus 10. Fanfare For The Common Man Rockline FM broadcast 10th November 2004 11. Happy Birthday (To Greg Lake: Tarkus Style!) 12. Bitches Crystal 13. Lucky Man Keith Emerson - Keyboards & Harmonica Dave Kilminster - Guitar & Vocals Phil Williams - Bass Pete Riley - Drums