マイケル・シェンカーとグラハム・ボネットの歴史的饗宴を収めたライヴアルバムが登場です! 両雄が並び立つ光景は2015年6月の日本で起きた奇跡でしたが、日本以外でも1回だけ実現していました。それが本作の録音された「2015年8月1日セレブロ公演」。マイケルの母国ドイツの“ROCK OF AGES FESTIVAL 2015”のことでした。このフェスは3日間で開催され、MICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCKは2日目のトリ。GRAHAM BONNET BANDの出演はありませんでしたが、スペシャルゲストとしてグラハムがステージに立ち、日本と同じように「Desert Song」と「Assault Attack」で夢の光景を繰り広げたのです。その“ROCK OF AGES FESTIVAL 2015”を収めた本作は、これまた凄まじいまでのオーディエンス録音。日本の東名阪で実現した5公演も、日本のトップテーパー達がプライドを賭けた超・高音質で収めきり、「SPIRIT ON A MISSION IN JAPAN: OSAKA & NAGOYA」「同 TOKYO 3 NIGHTS」にまとめられていますが、本作もそれらの超傑作と並べてもなんらひけをとらない素晴らしいサウンド。奇跡の饗宴に耳を澄ませる日本録音とは違い、ライヴ中にうっすらと会話も聞こえるフェスらしさが客席録音であることを物語ってはいますが、その上を支配する楽音の図太さ、ダイレクト感は日本公演すら凌駕しかねない。マイケルの近作録音は「まるでサウンドボード」と呼べそうなものが揃っていますが、本作でも例に漏れないのです。ただし、ネットに登場した音源そのものは、極めて高音質ながらもどこか人工的で多少広がりに欠けてもいた。そこで、この奇跡の饗宴を究極形に仕上げるべく、細心のマスタリングを実施。より自然な広がりを感じさせるバランスに整えました。ネット音源を耳にしたことがある方にも、ぜひこのナチュラルな“現場感”をヘッドフォンで酔いしれていただきたいものです。 そんな究極形サウンドで繰り広げられるショウは冒頭から聴きどころの連続………と、細かく説明していくのは野暮というもの。なにはともあれ、グラハムとマイケルが並び立つ「Desert Song」と「Assault Attack」でしょう! ドゥギー・ホワイトのMCで紹介されてグラハムが登場するのは「Desert Song」。その名を聞いた観客は大騒ぎ……かと思いきや、そうでもないから意外。もちろん、「Wohhhhh!」「Graham Bonnet!!」と叫ぶ野太い声もありはしますが、日本のような騒然・衝撃の雰囲気はないのです。なんで? どうしてっ!? こんなに凄いことが起きているのに……。そんな日本人の気持ちなどどこ吹く風で始まる「Desert Song」は……なんてこった! 日本よりグラハムの調子が良い!! 滑らかなヴォーカリゼイションが歴史的な超名曲、超饗宴を彩っていく。泣きのソロに絡む、パワフルで深い歌声にも関わらず、わりと平然とした観客。手拍子もあるので聴き耳を立てているわけでもないようなのですが……。その平然とした空気がいっそ恨めしくもあり、それだからこそ高音質なサウンドが嬉しくもあり。なんとも言い難い、凄い名演が繰り広げられるのです。そして、ショウ終盤の「Assault Attack」。前曲の「Holiday」から、これといった紹介らしい紹介もなく、グラハムが再び登場。日本と同じくドゥギーとデュエットですが、これまた日本公演を凌駕する名唱を轟かせる。もちろん“隅から隅まで寸分違わぬスタジオ通り”というわけではありませんが、危うさ、不安定感はまったくない。まるでレギュラーシンガーが“いつも通り歌っている”ような自然さが美しい。なんて、なんて素晴らしい……。それにも関わらず、こちらもまたドイツの観客たちは“普通に次の曲”といった感じで受け止めており、前後のSCORPIONSナンバーの方が遙かに遙かに盛り上がってる。日本以外でグラハムとマイケルの饗宴が実現したのは、この1日しかなく、それだけに出来の良さは全世界No.1、歴史上No.1は確実。それほどの超絶な奇跡中の奇跡を目の前にしているというのに、キミ達と来たら………。良いけどさ、そのおかげで凄いライヴアルバムを聞かせてもらえるのだから。 2015年に起きた奇跡の中でも、ひときわ強烈に輝いた1等星“シェンカー&ボネット饗宴”。日本でも5公演聴けましたが、本作はその6回目にして最高の名演を収めた1本です。日本公演では「次こそグラハム&MSGで!」と気持ちも盛り上がったものの、今のところその動きはありません。結局、この6回で終わってしまうのか、夢の続きを魅せてほしい………その想いは募るばかりですが、今はこれが最後の1回。その最高録音を究極的に磨き上げた2枚組。この奇跡、恐らく日本人こそが一番価値を理解できるからこそ、私たちが聴かねばならないライヴアルバムなのです!
Rock Of Ages Festival, Seebronn, Germany 1st August 2015 TRULY PERFECT SOUND
Disc 1 (50:01)
1. Doctor Doctor 2. Live And Let Live 3. Lights Out 4. Where The Wild Winds Blow 5. Natural Thing 6. Victim Of Illusion 7. Lovedrive 8. Coast To Coast 9. Vigilante Man 10. Saviour Machine 11. Shoot Shoot
Disc 2 (51:12)
1. Before The Devil Knows You're Dead 2. Lord Of The Lost And Lonely 3. Desert Song (with Graham Bonnet) 4. Rock You Like A Hurricane 5. Rock Bottom 6. Holiday 7. Assault Attack (with Graham Bonnet) 8. Blackout
Michael Schenker - Guitars Doogie White - Vocals Wayne Findlay - Keyboards, Guitars Herman Rarebell - Drums Francis Buchholz – Bass
Special Guest Graham Bonnet - Vocal on Desert Song & Assault Attack





























