本作に収められているのは、「1986年5月11日リッチフィールド公演」。そもそも「MEAN BUSINESS」ツアーの音源はほとんど知られておらず、そんな中で唯一FM放送もされたこのライヴは、かねてより「ROYAL DARKNESS」「85/86」「LIVE U.S.A. 1986」「TEAR IT DOWN」など、数々のライヴ盤を生んできました。それだけの大定番音源なのですが、今回は近年ネットに登場したマスターを使用しており、今までとはクオリティが違います。既発からして専門誌では「音質はオフィシャル並に良好」とされるほどですが、既発とはジェネレーションが違うのか、各段に高音質なのです。そのアップグレードぶりはネット上でも「I'm very surprised!!」が連発されているほどです。そんなハイクオリティ・サウンドで聴ける1986年ツアーは、実に素晴らしい。激しく疾駆する「Fortune Hunter」オープニングからして超貴重。元々ジミー・ペイジがクリス・スクワイア、アラン・ホワイトと共にセッションしたXYZから発展した曲ですが、それがポール・ロジャースの手によって完成し、こうして観客の前で披露されている………この1曲に込められた英雄たちの想いと血を考えただけでも身震いしそうです。他にも、ファーストツアーでは聴けない「MEAN BUSINESS」の「All the King's Horses」「Tear Down the Walls」のサウンドボード録音が次々と出てくるのですから、その貴重度は目も眩むほどです(「Cadillac」「Live In Peace」はファースト・ツアーでも演奏されていました)。もちろん、FM放送局によるミックスもプロフェッショナルで素晴らしい。「ボーナムばり」と称されたクリス・スレイドのパワフルなドラム、超個性的なフレットレス・ベースでグルーヴを自在に操るトニー・フランクリンのリズム隊も見事に捉えきっており、まさに公式仕事の名にふさわしい仕上がりです。関係者がもたらしたダイレクト・マスターでファースト・ツアー決定盤を更新した「EDINBURGH 1985: DIRECT MASTER」と、セカンド・ツアー唯一のFM音源のアップグレード盤たる本作。“飛行船の幻影”を振り払おうとしていたジミー・ペイジ、そんな彼の相棒として名乗り挙げたポール・ロジャース。THE FIRMは、時代の徒花であったものの、彼らの歩みには必要なステップでもありました。“伝説の2人”の真実に迫る2つのライヴアルバム。今週末、あなたの棚に彼らの道が確かに交差した“確かな証”を刻んでください。
Richfield Coliseum, Richfield, Ohio, USA 11th May 1986 FM BROADCAST(UPGRADE) (67:37)
1. FM Intro 2. Introduction 3. Fortune Hunter 4. Someone To Love 5. Make Or Break 6. Band Introductions 7. Prelude 8. Money Can't Buy 10. Radioactive 11. All the King's Horses 12. Cadillac 13. You've Lost That Lovin' Feeling 14. Midnight Moonlight 15. Tear Down the Walls 16. Live In Peace
Westwood One "Superstars In Concert" Broadcast
FM BROADCAST RECORDING
Paul Rodgers - Lead Vocals, Guitars Jimmy Page - Guitars Tony Franklin – Bass Chris Slade - Drums, Percussion





























