リック・ウェイクマンがカムバックを果たしリリースされた、「究極」を引っさげ行われた「イエス・ショーズ」1977年ワールド・ツアーは、7月30日オハイオを皮切りに、同年12月6日までの間、北アメリカとヨーロッパにおいて89ステージを敢行。その北米レグより、9月22日オークランドのコロシアム・アリーナ公演を、近年ネット等で初公開された、マスター・オーディエンス・テープからのベスト・クオリティーにて収録。これまで流通していなかった初発掘音源を、マスター・ダイレクト収録した本タイトルは、音のクリアーさやサウンド・バランスにおいて、当時のオーディエンス録音としてはAランクと言えるもの。そしてオープニングの”Parallels”を始めとする「究極」収録曲である”Turn Of The Century”、”Wonderous Stories”、”Going For The One”、ラストの”Awaken”などは全てが聴き所で、大曲をずらり並べたドラマチックなセットは圧巻でありつつ、このツアー以降、試行錯誤を繰り返すイエス最後のクラシカルな輝きを感じることができるというもの。特に”Turn Of The Century”の鬼気迫るジョンのボーカル、”And You And I”での全体を占めるアコースティックなパートのサウンド、そして”Count Your Blessings”や”Flight Jam”でのインプロ、それに続く”Awaken”の21分の壮大なサウンド・ドラマは最大の山場。なおラストの”Starship Trooper”からアンコールの”Roundabout”等が未収録ながら、優良な音源の少ない同ツアーからの貴重なライブとなるもの。 DISC ONE : 01. Firebird Suite/02. Parallels/03. I’ve Seen All Good People/04. Close To The Edge/05. Wonderous Stories/06. Count Your Blessings/07. Turn Of The Century DISC TWO : 01. And You And I/02. Going For The One/03. Flight Jam/04. Awaken [Live At Oakland Coliseum Arena, Oakland, CA USA, September 22th 1977] Jon Anderson – Vocals / Steve Howe – Guitars / Chris Squire – Bass / Rick Wakeman – Keyboards / Alan White – Drums