Name: Various Artists/Broadcats 1977 Hard Rock Week 4Days
SKU: cdhr-2477
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Various Artists/Broadcats 1977 Hard Rock Week 4Days

冒頭の読者の葉書「○○さん、こんにちは。貴方の顔はＦＭ雑誌で見ました。ラジオで聴いていると、どんな顔した奴だろう、多分、ひねくれた顔だろうと思っていたらなんと幼稚な顔だったので、馬鹿にしてリクエストしました。急に話は変わりますが、正直言って僕はツェッペリンは好きではありません。これを言いたくてリクエストしました。ではさようなら。リクエストはスタジオの「ハイウェイ・スター」」・・・ディープ・パープルの人の知的水準を如実に示す様な葉書ですが、とにかく多かったディープ・パープル（ＤＪイントロより）、1977年3月27日から4月3日まで、人気ラジオ番組「ヤング・ジョッキー」にて放送された「狂気のプログラム：ハード・ロックの７日間」と題された、一週間連続の特別番組を収録した、当時の貴重なエア・チェック・テープより、最初の４日間を各一時間毎、計４時間、４ディスクに渡って完全収録した、まさにギフトアイテムでしかあり得ない、豪華な企画タイトルです。なんと各ディスクとも、時報をイントロ・アウトロに収録していてさくひんとしてのトータル性もバッチリ（２日目と４日目には当時のラジオニュースも追加収録）。リスナーの人気投票で、トップ１００のバンドを決めるという毎度お馴染みの趣旨の企画ですが、バンド・順位は、良くある「下位から上位にかけて順番に紹介」と言うのではなく、ランダムに紹介しており、よって、最初の４日間の番組に登場したバンドをまとめると、同数でランクされているバンドが後半では幾つかあるものの、この段階では、全体の３分の２位しか登場しておらず、下記の通り、歯抜けの表となるわけですが、当店のお客様も、「1977年3月と言う事は、これからはこんなバンドがランクインしてくるに違いない」等と、1977年当時のリスナーと一緒にパート5～7の結果を予想してみるのも、これまた一興という楽しい番組です。当時の人気、あるいは世相・評価を反映したバンドが、興味深いＤＪコメントの紹介で続々登場し、聴いてるだけで、貴方の部屋ごと、1977年に春にタイムスリップしてしまうこと間違いなし。マニア中のマニアが録音し、大切に保存していたテープを使用しているだけに音質も完璧です。今でも人気絶大の大御所バンドに交じって、時代の華を言うべきラナウェイズ（「悩殺爆弾（チェリーボンブ）」）、スウィート（「10代の狂想曲」）、エンジェル、更にはもっとマイナーにパリス（なんと9位にランクイン！）、ストラップス、ハード・スタッフ、そして嬉しいキャプテン・ビヨンド、渋くフォガット、カクタス、ハンブル・パイ、ＺＺトップ等が入っているのが、興味深いところです。そして何と言っても曲間に挟まれる、弁舌絶好調の人気ＤＪのコメント、そしてリスナーからの葉書が面白く、実は楽曲以上に楽しめたりします。あまりにも面白い聴き所満載ですので、なかなかポイントのピックアップが難しいのですが、ツェッペリンのWhole Lotta Loveで、Zep専門家として高名なＤＪがテルミンのことを「映画でもやってたピョヨヨヨーンと奇妙な音の出る変な機械」と表現しているのも、ある意味、時代を感じさせます。「非常に元気なジューダス・プリースト、このグループは非常に大仰で面白いグループです。」とさらっと流しているのもありますが、ＤＪ本人が経験した、エアロスミスの初来日でのレセプションでの面白いエピソードなど各所で楽しい小話も多数聴けます。また、ＤＪの「ハードロックグループは、リフを中心とするツェッペリン、エアロスミス型のグループと、パープルに代表されるメロディを中心にやる別名「ところてんサウンド」のようなグループに大別される」という独自の見解も面白かったりします。ユーライア・ヒープのファンの「人気があるのかないのか、イモなのか凄いバンドなのか分からないけど大好きなユーライア・ヒープ」「早く解散して、追憶だけ残して欲しいと言う祈りを込めて」という葉書コメントはなかなか面白いです。（実際、まだやってる！）更に、ラッシュのリクエストでは「何故こんな素晴らしいグループが日本で人気がでないのか！私は色々聞くのだけれど、ラッシュは最高に良いのです。特にゲディのハリ裂けるようなボーカルが、これこそロックの決定盤だと思います」と、今でも、日本では、過小評価されている（＝なんとなく肩身の狭い＝話す相手のいない）ラッシュ・ファンの苦しみは、やっぱり 36年も前から続いていることも分かります。傑作なのはスコーピオンズの新譜を買った14歳の女の子からの葉書で「どうして、スコーピオンズは今度のアルバムのジャケットにあんなのを使ったのでしょうか？せっかく楽しみに待っていたのに！だって華も恥じらう14歳の乙女が、30センチのあのＬＰ持ってレコード店のオジサマに「これ下さい」なんて言えますか！だって題が「ヴァージン・キラー」ですよ。まだ日本語に訳していないだけいいけど。それにしても、まぁあのガラスの割れ目、なんて上手く隠しているんでしょうか。よーく見つめても肝心な所が見えないんです。私だったら、あそこまで見せれば、もう全部見せるんだけどなー」って書いてあって、華の恥じらう14の乙女が良く言うわって感じですが（ＤＪコメント笑）というくだりは大変面白いです。合計4時間もの大作企画。ハード・ロック・ファンならずとも大いに楽しめること間違いなしの、お薦めタイトルです。 Broadcast Date : 27th-30th March 1977 Disc 1: Day 1 Broadcast Date : 27th March 1977 1. Intro 2. Coming Home(Deep Purple) 3. MC 4. Good Times, Bad Times(Led Zeppelin) 5. Birthday(The Beatles) 6. MC 7. Ripper(Judas Priest) 8. MC 9. The Red And The Black(Blue Oyster Cult) 10. MC 11. Do The Strand(Roxy Music) 12. MC 13. Teenage Rampage(Sweet) 14. MC 15. Cherry Bomb(The Runaways) 16. MC 17. The Fairy Feller's Master(Queen) 18. MC 19. Highways(Jeff Beck Group) 20. Superstition(Live) (Beck, Bogert & Appice) 21. MC 22. Stone Cold Fever(Live) (Humble Pie) 23. MC 24. Thunderbird(Live)(ZZ Top) 25. Outro Disc 2: Day 2 Broadcast Date : 28th March 1977 1. Intro 2. Drive Me Home(Foghat) 3. MC 4. Poison Whiskey(Lynyrd Skynyrd) 5. One Way Or Another(Cactus) 6. MC 7. 19th Nervous Breakdown(The Rolling Stones) 8. MC 9. Religion(Paris) 10. Can You Roll Her(UFO) 11. MC 12. Runaway(Wishbone Ash) 13. MC 14. 21st Century Schizoid Man(King Crimson) 15. MC 16. Train Kept A Rollin'(Aerosmith) 17. MC 18. Tarot Woman(Blackmore's Rainbow) 19. MC 20. Black Night(Live)(Deep Purple) 21. Outro. 22. News Disc 3: Day 3 Broadcast Date : 29th March 1977 1. Intro 2. Whole Lotta Love(Led Zeppelin) 3. MC 4. Brighton Rock(Queen) 5. Feelin' Right(Angel) 6. Shout It Loud(Kiss) 7. MC 8. Loretta(Nazareth) 9. Monster In Paradise(Hard Stuff) 10. MC 11. Heartbreaker(Grand Funk Railroad) 12. MC 13. Half Moon(Janis Joplin) 14. MC 15. I Can't Stand It(Lou Reed) 16. MC 17. Speed Of Life(David Bowie) 18. MC 19. Sweet Lorraine(Live) (Uriah Heep) 20. MC 21. Dancing Madly Backwards(On A Sea Of Air) (Captain Beyond) 22. Outro Disc 4: Day 4 Broadcast Date : 30th March 1977 1. Intro 2. Back In The Saddle(Aerosmith) 3. MC 4. Speed King(Deep Purple) 5. Speedy's Coming(Scorpions) 6. MC 7. Little Bit Of Sympathy(Robin Trower) 8. Black And White(Todd Rundgren) 9. MC 10. Won't Get Fooled Again(The Who) 11. MC 12. School Girl Funk(Strapps) 13. A Passage To Bangkok(Rush) 14. Honey Child(Bad Company) 15. MC 16. Foreplay/Long Time(Boston) 17. Outro 18. News ★この段階でランクインしているバンド名一覧（カッコ内は得票数）＊(？votes)はDJが葉書得票数を言うのを忘れているため。 1. Deep Purple (822 votes) 2. Led Zeppelin (802 votes) 3. Queen (564 votes) 4. Aerosmith (542 votes) 5. Blackmore's Rainbow (517 votes) 6. Kiss (507 votes) 7. The Beatles (425 votes) 8. Scorpions (296 votes) 9. Paris (282 votes) 10. Uriah Heep (212 votes) 11. Grand Funk Railroad (204 votes) 12. King Crimson (195 votes) 14. The Who (124 votes) 18. Jeff Beck (76 votes) 19. UFO (62 votes) 20. Angel(61 votes) 24. Judas Priest(54 votes) 25. The Rolling Stones(51 votes) 26. David Bowie(50 votes) 27. Bad Company(? votes) 31. Beck, Bogert & Appice(41 votes) 33. Rush(38 votes) 37. Sweet (34 votes) 37. Wishbone Ash (34 votes) 39. Nazareth (33 votes) 40. Todd Rundgren(32 votes) 44. Blue Oyster Cult (29 votes) 45. Lynyrd Skynyrd (27 votes) 46. Captain Beyond(? votes) 47. Robin Trower(23 votes) 51. Roxy Music(21 votes) 52. Foghat(20 votes) 52. Cactus(20 votes) 52. Lou Reed(20 votes) 54. Strapps(19 votes) 58. The Runaways(17 votes) 59. Hard Stuff(17 votes) 60. Janis Joplin(17 votes) 64. Humble Pie(? votes) 71. ZZ Top(? votes)