1975年、ホノルル初演に続く「COME TASTE THE BAND」ツアー2日目、オセアニア公演初日の11月13日のニュージーランドはオークランド公演を高音質オーディエンス録音で完全収録。冒頭、デヴィッドが「New Zealand、Thank you for coming to see us」と言いますので、間違いなくこの日の音源です。音質は上々で、Smoke On The Waterのイントロ部分、そしてLazyでのドラムソロが未収ですが、生々しい質感を伝えるイントロからラストのHighway Starまで、非常にクリアーなサウンドで捉えれており、ファン絶対必聴の大変優れた内容です。ファンの間では、11月20日のシドニー公演、26日のメルボルン公演の音源がポピュラーですが、このオークランド音源はそれらと比べても収録時間・曲数も多く、音質も聴きやすい自然な高音質で収録されているので、コレクター必携・必聴の内容になっています。イントロのドラムのサウンドチェック、篭りの少ないベース、そしてクリアーなボーカル・ウォーム・アップに本音源の質の高さを確認することでしょう。Burnも全員が伸びやかな演奏を聴かせており、トミーも果敢にアグレッシブなプレイを披露、クリアーに録音されたグレンの縦横無尽のマシンガンの如きのベースプレイにも興奮させられます。デヴィッドがジョークを交えながらLady Luckの曲紹介し、トミーがそれにギターで応えます。デヴィッドの声は非常によく出ており、高域のコントロールも申し分ありません。「新曲だけど盛り上がってくれ」と言うMCに続く、Love Child での粘り気のあるトミーのギターも際立っており、その質の高い演奏ぶりにメンバーも非常にポジティブなムードで演奏しているのが判ります。デヴィッド&グレンの贅沢なツインボーカル、鋭角なバックのリズムに合わせてのジョンのフュージョン風シンセソロも、この時期の方向性を感じさせます。「グレン・ヒューズをフィーチャーした曲」と紹介されるGettin' Tighterは、トミーとグレンの生き生きとした演奏が最高で、ファンキーな魅力で押しまくる新しいパープルの真骨頂の演奏を楽しむことができます。場内大盛り上がりと推測されるSmoke On The Waterですが、PA前で録音したのか、とにかく楽音がオンに収録されており、強烈な演奏を驚く程リアルな高音質で聴くことができます。デヴィッドの「Tommy Bolin!」のシャウトに続いて展開される中盤ソロの勢い溢れるプレイは圧巻で、リッチーのイメージにまるで左右されない独自の音色とハイテンションなメロディは聴く者全てを熱くさせるでしょう。唸りまくるグレンのベースをバックにしたジョンの後半のオルガンソロも迫力満点で、凄まじいばかりの音の洪水に聴き手は黙って聴き入るしかありません。場面がガラっと変わってのGeorgia On My Mindでのグレンのボーカルはまさに神のごとし。役者がズラリ揃った第4期パープルの魅力が炸裂します。「下品な言葉は言わないんだよ」というデヴィッドのリラックスしたMCに続いて「ニューギタリスト、トミーのソロ「Teaser」からWild Dogs」と紹介が入ります。トミーのアメリカンムードいっぱいの優しく力強いボーカル、トミーを盛りたてるイアン・ペイスらのバックメンバー、後半のスライドソロは圧巻です。終演後、グレンが「Super Splended, Wonderful man, wonderful Tommy Bolin, New Member」と紹介します。そこでデヴィッドが会場からリクエストされたらしく観客にMCします。「トミー(ちょっと静かにしてくれ)、会場にいるサンドラ・ニヴンという女性にメッセージだ。君の親戚が病気だ。大至急、救護室に行ってくれ!」と言います。(Burn直後のデヴィッドのMCではこの日の観客数は、スタジアム公演で2万人という大規模なもの。こういうアナウンスをアーティストが行うのも、ある意味、おおらかな70年代のムードを感じることができます。)ディスク2に代わっての I Need Loveもキレの良い鋭いプレイが高音質で楽しめます。音像は驚く程近く、まるでライン録音のよう。Lazyは残念ながらドラムソロは未収ですが、2人で分け合うボーカルパート、そして、リッチーとはまたキレの良さを感じさせる正確なトミーのプレイは聴きごたえ満点。ジョン、グレン、トミーらのリラックスしたMCでスタートするThis Time Aroundでのグレンのエモーショナルなボーカルとスペイシーなギターバッキングは絶品。Owed to 'G'に続く7分間のギターソロはそのままリフが強烈なDrifterへ。全編に渡って、トミーのオリジナルなソロプレイを楽しむことができます。デヴィッドが「前のアルバムのタイトルトラック・・・いや間違えた、その前に新しいシングルだ」と語りながらムードいっぱいにスタートするYou Keep On Moving。「次の曲はTUNING UPと言う曲だ」というジョークに続いて、「Stormbringer」をパワフルにコール。この曲でもトミーのヘヴィなリフと全編に渡っての強烈なソロプレイを聴くことができます。アンコールはHighway Starで、大会場ならではのお祭りムードの中、バンドと観客が一体となった楽しいエンディングを楽しめます。全くリッチーの影響を感じさせないオリジナリティ溢れるソロプレイは見事であり、バンドも人選の確かさを確信していたことでしょうツアー初頭にして、この充実のステージはまさに驚異的であり、トミーの才気溢れるプレイがバンドを新たな極みに導く感動の瞬間瞬間をリアルかつクリアーなサウンドで楽しむことができます。音質・内容・価値、全てが絶品の1枚。想像を上回るクオリティと内容に誰しもが狂喜すること間違いなしの絶品タイトル!これはお薦めです!!
Live at Western Springs Stadium, Auckland, New Zealand 13th November 1975 TRULY AMAZING SOUND
Disc 1
1. Introduction 2. Burn 3. Lady Luck 4. Love Child 5. Gettin' Tighter 6. Smoke On The Water 7. Georgia On My Mind 8. Wild Dogs 9. MC
Disc 2
1. I Need Love 2. David & Jon Solo 3. Lazy 4. This Time Around 5. Owed to 'G' 6. Tommy Solo 7. Drifter 8. You Keep On Moving 9. Stormbringer 10. Highway Star
David Coverdale - Vocal Tommy Bolin - Guitar Glenn Hughes - Bass & Vocal Jon Lord - Keyboards Ian Paice - Drums





























