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Various Artists Colosseum,Jack Bruce,Gary Moore,Mick Tylor/London,UK 2005

2018年6月12日、英国ロックの英雄ジョン・ハイズマンが永眠しました。悪性の脳腫瘍を患っており、手術の甲斐もなく6月1日に地元のホスピス病棟に入院。そのまま帰らぬ人となりました。そんなハイズマンの想い出に寄り添える極上のメモリアル・アルバムが登場です。本作に収められているのは「2005年6月6日ロンドン公演」。この日は通常のツアーではない特別公演。前年2004年7月に亡くなった元COLOSSEUMのディック・ヘクストール・スミスを偲ぶ追悼コンサートでした。メイン・アクトはハイズマン率いるCOLOSSEUMでしたが、それ以外にもディック・スミスと親交の深かったミュージシャンが多数参加。本作は、そんな一大トリビュート・ショウを網羅した3枚組なのです。まずは、各ディスクに収められたアーティストを整理しておきましょう。 【ディスク1:3組(59:10)】・DHSS with JOHN ETHERIDGE & BIG CHIEF(2曲)・PETE BROWN & THE INTEROCETERS(3曲)・MICK TAYLOR with JOHN O'LEARY BAND(3曲) 【ディスク2:2組(38:57)】・JAMES LITHERLAND & BARBARA THOMPSON(1曲)・JACK BRUCE, GARY MOORE & GARY HUSBAND(6曲)【ディスク3:1組(78:43)】・COLOSSEUM(6曲+α) 以上、全6組。曲数は少ないように思えますが、たっぷりとしたインプロの長尺演奏も多く、トータルで約2時間57分に及ぶ巨大なライヴアルバムなのです。そんなボリューム以上に素晴らしいのが、クオリティ。とにかく極めつけの美音。録音家本人から譲られたオリジナル・マスターだけにオーディエンス録音なのは間違いないのですが、聴いているだけでは客録とは思えない。「まるでサウンドボード」と呼ぶのはカンタンですが、それ以上です。距離感をまったく感じないオンな芯、サウンドチェックでピックがギター弦に触れる音さえ詳細に聞こえるディテールは、まさしくサウンドボード級。しかし、ヘッドフォンでよくよく耳を澄ますと極々うっすらとした会場音響も拾っており、それが鳴りを一層艶やかにしており、芯が丸裸のサウンドボード音よりも遙かに美しい。言ってしまえば、精緻にミックスし、マスタリングで磨き上げたオフィシャル作品級なのです。しかも、それだけ美しいにも関わらず、本作には正真正銘一発録りだからこその生々しさも宿っている。オフィシャルばりのクオリティでありながら、加工された公式品には決してないリアリティ。本来であれば究極であるはずの公式クオリティさえ超越した気品の録音なのです。そのクオリティで描かれるショウがまた、胸に迫る。上記しましたが、ピート・ブラウン、ミック・テイラー、ジョン・エサリッジといった錚々たる顔ぶれが揃い、故人に語りかけるような深い演奏を繰り広げる。中でもディスク2のジャック・ブルースは本当に素晴らしい。ゲイリー・ムーアと組んでBBMの再来を思わせるCREAMナンバーの大盤振る舞い。当時のジャックはつい先月CREAMを再結成したばかりでしたし、ゲイリー・ムーアとはBBM後の1998年にも共演しており、その歳のドラマーもゲイリー・ハズバンド。ハズバンドもアラン・ホールズワースのバックを務める巧者ですし、呼吸感もばっちり。エリック・クラプトンとは違いながらも、ブルースに深入りしたギターが泣きに泣き、豪快に吠えるステージなのです。そして、何と言ってもトリを務めるCOLOSSEUM。ハイズマンを筆頭にオリジナル・メンバーのデイヴ・グリーンスレイド、トニー・リーヴス、ジェイムス・リザーランドが顔を揃え、さらに英国ロック史に輝ける名を刻むクリス・ファーロウ、クレム・クレムソン、マーク・クラーク、そしてハイズマンの妻バーバラ・トンプソンが一堂に会する。ハイズマンも全盛期を彷彿とさせる自在なドラミングを聴かせ、ドラムソロもド迫力。英国ロックの重鎮たちとのアンサンブルはどこまでも深く、力強いのです。17分を超えるメドレーでハイライトを醸成する「Walking In The Park/Till The End Of Time/Stormy Monday」の何と素晴らしい事……。オフィシャル作品さえ凌駕する気品のサウンドと、盟友へ捧げる熱演。単に音楽作品としても素晴らしく、入り込むほどに胸が熱くなるライヴ記録の大傑作です。最後のプロジェクトとなったJCMの『MILTON KEYNES 2018』をご紹介しておりますが、あの名盤でもハイズマンは旧友たちに語りかけるような演奏を聴かせてくれました。彼はこの日が近いことを知っていたのでしょうか。「向こうでジャムってるさ」という言葉はあまりに陳腐ではありますが、そう思わずにはいられない。本作は、そんなジャムが天から聞こえてくるようなライヴアルバム。 Live at Astoria, London, UK 6th June 2005 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) Disc 1(59:14) DHSS with John Etheridge & Big Chief 1. Instrumental 1 2. Instrumental 2 Pete Brown and The Interoceters 3. Waiting On The Call 4. Hard To Say 5. The Old Soul Singer Mick Taylor with John O'Leary Band 6. Losing My Faith 7. No Expectations 8. Can't You Hear Me Knocking Disc 2(39:02) James Litherland and Barbara Thompson 1. Where To Turn Jack Bruce, Gary Moore and Gary Husband 2. White Room 3. Born Under The Bad Sign 4. Sitting On Top Of The World 5. I Feel Free 6. Sunshine Of Your Love 7. A speech by Dick's son, Arthur Disc 3(78:48) Colosseum John Hiseman / Chris Farlow / Dave Greenslade / Clem Clempson / Mark Clarke / Barbara Thompson / James Litherland / Tony Leeves 1. Bright Sunny Morning 2. Theme from An Imaginary Western 3. Member Introduction 4. Big Deal 5. Elegy 6. Drums Solo 7. Take Me Back To Doomsday 8. Walking In The Park/Till The End Of Time/Stormy Monday

Various Artists Colosseum,Jack Bruce,Gary Moore,Mick Tylor/London,UK 2005

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