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Various Artists Ritchie Blackmore Bryan Adams Dave Gilmour/Making of Rock Aid Armenia

大人気を賜った『ROCK AID ARMENIA』。その第2弾にして、大本命の映像タイトルがリリース決定です! “ROCK AID ARMENIA”と言えば、1990年に実現した豪華チャリティ・プロジェクト。当時、さまざまな商品がリリースされ、その売り上げがアルメニア地震の復興支援に充てられました。そのラインナップは7インチ・シングル、12インチ・シングル、参加アーティストのコンピレーション・アルバム、クリップ集のビデオ、メイキングのドキュメンタリー・ビデオ。本作は、メイン・タイトルだったクリップ編『ROCK AID ARMENIA: THE EARTHQUAKE VIDEO』に続く、「Smoke On The Water ’90」のメイキング編タイトルなのです。クリップ編も時代の薫りが吹き出す逸品でしたが、このメイキング編の見応えはそれどころの話ではありません。何しろ、ロック界を代表する大御所たちが次から次へと現れては「Smoke On The Water」を歌い、弾き、語る。立ち並ぶ姿だけでも目眩ものの超大物たち饗宴する。そんな裏舞台もコメントも猛烈なのです。このセッションは1989年7月から9月に渡って4回に分けて行われ、本作では時系列に記録されています。 【第1回セッション:1989年7月8日】 本作は、アルメニア地震の被害状況とプロジェクトの意義を語るドキュメントを軽く挟みつつ、すぐに豪華セッションに入ります。まず登場するのは、7月の第1回セッション。ここではロジャー・テイラー&クリス・スクワイアがすべての土台となるバッキングを録音し、ポール・ロジャースやイアン・ギランが歌入れしていきます(予定されていたブライアン・メイは骨折して延期。それでも顔だけは出しています)。ロジャーとクリスが並ぶだけでも壮観ですが、完成版では豪華な上物に隠れていたリズムトラックが丸出しになるのも嬉しい。そこにガイドギターが乗り、ロジャースとギランの歌が乗り……と、曲が少しずつ完成していく。クリスが「ここでポールの歌が乗ればハマるだろう」と語りますが、プロの録音手順が超大物によって明かされていくのが面白い。さらには、ギランがバッキングトラックの感想を聞かれ、2・3のコメントを加えて「ったく、シロウトさんには泣かされるね」と一言。もちろん、スタジオは爆笑に包まれるわけですが、その余裕っぷりまでもが豪華なセッションです。 【第2回セッション:1989年8月5日】 第2回は1ヶ月を空けた8月。さすがに超大物のスケジュールを調整するのがいかに難しいかが透けます。ここからギターやヴォーカルなど、豪華な上物録音が始まります。骨折の治ったブライアン・メイとデイヴ・ギルモア。1音ならせば「あぁ、この人が弾いてる……」となる超個性的な2人が並んでギターを弾く。「アルバムを1億2千万枚も売った男たち……その2人の初めてのセッションが実現するのだ」とナレーションが入りますが、まさにそれ以外にない豪華な光景と音。メイがギルモアのトラックを聴きながら「なかなかいいオカズだ」と語るシーンもゾックゾクです。特に面白いのはギルモアへのインタビュー。ちょっと書き出してみましょう。 PINK FLOYDの話を…… ギルモア:(え? そっち!?という顔) 「この2年ほどたくさんのツアーをやったね。そのエネルギーはどこから?」ギルモア:厄介者がいなくなって楽しくやれたんだ。それはロジャー・ウォーターズの事?ギルモア:さあね(笑) さらに、この日もギランの歌入れがありますが、快調に歌っていたところで突然一言「参った」と言って止まってしまう。一体ナニ?と騒然となったところでギランが言ったのは「詞を忘れた」。えぇ!? 「Smoke On The Water」ですよ? 人生賭けて何千回歌ってきたんですか。世界中のあらゆる曲を忘れようと、あなたがこの曲を忘れちゃダメでしょ……。【第3回セッション:1989年8月27日】 第3回はさらに3週間後。ここでは再び登場のブライアン・メイに加え、トニー・アイオミ、リッチー・ブラックモアがギターを入れに来ます。独り、瞑想するような表情で弾くリッチーの姿も素晴らしいですが、必見はメイとアイオミ。もともと旧知の友人同士である2人が仲良く並んで弾き、インタビューに応える。本作の素晴らしさは、単にオーバーダブではなく、大物同士が並びながら弾き、語るシーンがたっぷりとあること。この2人も「Smoke On The Water」だけでなく、THE SHADOWSの「Apache」をセッションする姿も見られる。実は、この3ヶ月後にBLACK SABBATHのロシア公演で「Apache」を演奏する(プレスDVD『HEADLESS IN RUSSIA』でご覧になれます)のですが、アイオミの脳裏にはこのセッションが浮かんでいたのかも知れません。 【第4回セッション:1989年9月10日】 最後のセッションは9月。キース・エマーソン&ジェフリー・ダウンズのシンセとアレックス・ライフソンのギター、それにブルース・ディッキンソン、ブライアン・アダムス、三度のギランが歌入れして完成です。その1人ひとりが見どころですが、目を奪われるのはキース。ロック・キーボードの巨人が「Fanfare For Common Man」のフレーズを盛り込むアイディアを出し、華麗なインプロヴィゼーションを「Smoke On The Water」に重ねていく。さらにはダウンズと並んで1台のピアノで連弾シーンまである。2人がキャラクターも丸出しにふざけあいながらインプロヴァイズする。エゴなどまるでなく、単にその場の“音”を楽しむ美しくも微笑ましいシーンなのです。 そして、最後は完成した「Smoke On The Water ’90」のクリップ。先週の『ROCK AID ARMENIA: THE EARTHQUAKE VIDEO』でも見られましたが、素因数分解されたメイキング・シーンを経験した後では見え方がまるで違う。今まで気づかなかった何気ないリズムの遊びや鮮やかなフレーズが克明に伝わり、それと同時に採用されなかった美味しいフレーズの数々までもが脳裏をよぎる。ただでさえ豪華なクリップでしたが、その輝きが数倍にハネ上がって見えるのです。まさに豪華饗宴。正直なところ、このプロジェクトは80年代のチャリティ・ラッシュの中では地味なイメージもありましたが、その輝きは格別だった……そんなことにも今さら気づかされる大傑作です。一大プロジェクトの中でも最重要・大本命の1作、どうぞたっぷりとお楽しみください。 Recorded at Metropolis Studios in London July-September 1989 Narrated by Tommy Vance 1. Introduction 1st Session: 8th July 2. Roger Taylor, Chris Squire 3. Brian May, Geoff Beauchamp 4. Geoff Downes, Chris Squire 5. Paul Rodgers 6. Ian Gillan 2nd Session: 5th August 7. Brian May, David Gilmour 8. Ian Gillan 3rd Session: 27th August 9. Tony Iommi, Brian May 10. Ritchie Blackmore 4th Session: 10th September 11. Keith Emerson 12. Bruce Dickinson, Bryan Adams, Ian Gillan 13. Alex Lifeson, Geoff Downes, Ian Gillan 14. Jon Dee (Life-Aid Armenia) 15. Smoke On The Water '90 16. Outro. PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.46min

Various Artists Ritchie Blackmore Bryan Adams Dave Gilmour/Making of Rock Aid Armenia

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