「VAN HAGARの最高傑作」とも囁かれる大定番プロショットの頂上盤がリリース決定です。その最高傑作の舞台となったのは、この日本。本作は『OU812』時代を代表する「1989年2月1日:東京ドーム」公演のマルチカメラ・プロショットです。長年にわたって大定番として君臨してきた名作映像だけに、すでに何らかのカタチでご覧になった方も多いことでしょう。当店でも、以前『BEST OF THE DECADE(の一部)』として極上マスターをお届けしたことがありましたが、本作は更に上を行く頂点盤。何しろ収録時間からして異なり、『BEST OF THE DECADE』バージョンよりも10以上長いのです。もちろん、長さだけでなくクオリティでもハイエスト。元々オフィシャル級で知られておりますが、今回のマスターはテープヨレも経年劣化も見られず、白線ノイズ1本すらない。それこそ公式のレーザーディスク(そんなもの存在しませんが)から起こしたのではないかと思うほどの映像美&サウンドなのです。そのクオリティで描かれるショウこそ、「VAN HAGARの最高傑作」と呼ばれるゆえん。サミー・ヘイガー時代はオフィシャルのライヴ映像作品にも恵まれていますが、本作は『OU812』時代の最長・最高プロショットとして公式作品と方を並べるものなのです。ここで各アルバムと頂点プロショットを列挙しておきましょう。 【5150時代】→公式『LIVE WITHOUT A NET』 【OU812時代】→本作 【F.U.C.K.時代】→公式『LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW』 【BALANCE時代】→1995年フロリダ公演プロショット このようにアルバム4枚に対して公式映像は2本ですが、本作はその合間を埋める1本でもあるのです。そして、それが『OU812』時代だからこそ、素晴らしい。実は、ここは単に“1つのツアー”以上の重要な意味があるターニングポイントだったのです。歴史を紐解いてみると、1985年にサミーが加入して以来、1986年に『5150』、1987年にサミーのソロ『I NEVER SAID GOODBYE』、1988年に『OU812』と休みなくコラボレーションとツアーを重ねたサミー&エディは、“OU812 TOUR 1988-1989”で一旦小休止。その後の『F.U.C.K.』ではストリート感覚へ大きく舵を切った時代に沿ったタフな路線になり、ツアーでも新曲メインに様変わりしました。つまり、ひと口に「サミー時代」とは言っても、1985年-1989年はハード&ポップな華やかさに満ちあふれ、1991年-1995年はヘヴィでタフなロックのダイナミズムに注力していたわけです。本作の日本公演は、その「1985年-1989年」の最終盤にあたる集大成。実際、本作のショウは90年代の「新曲メイン」とは異なり、見事なまでに「5150+OU812+サミーのソロ」がバランス良く組まれている。まさしく“1985年-1989年の粋”が1回のショウに凝縮されているショウなのです。本作は、オフィシャル代わりを務める大定番プロショットの最上位版です。しかし、それだけに止まらず、VAN HALEN史上の“1つの黄金期”を総括までしてしまう。それこそ、公式品『LIVE WITHOUT A NET』『LIVE: RIGHT HERE, RIGHT NOW』以上とさえ言える歴史的最重要作なのです。80年代後期ならではの“爽やかエネルギッシュ”なビッグVが凝縮した1枚。どうぞ、思う存分お楽しみください! Live at Tokyo Dome, Tokyo, Japan 1st February 1989 PRO-SHOT(UPGRADE) 1. There's Only One Way To Rock 2. Summer Nights 3. Panama 4. A.F.U. (Naturally Wired) 5. Why Can't This Be Love 6. Mine All Mine 7. Alex Solo 8. 5150 9. When It's Love 10. Eagles Fly 11. I Can't Drive 55 12. Best Of Both Worlds 13. Eddie Solo 14. Black And Blue 15. You Really Got Me Sammy Hagar - Vocal, Guitar Eddie Van Halen - Guitar, Vocal Michael Anthony - Bass, Vocal Alex Van Halen - Drums PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.72min.