大復活を遂げた“THE RAZORS EDGE TOUR 1990-1991”。その栄光の現場を極上クオリティで体験できる大傑作映像がリリース決定です。そんな本作に収められているのは「1990年9月2日ウースター公演」。『THE RAZORS EDGE』が全米2位を記録する大ヒットの中で撮影された極上オーディエンス・ショットです。このツアーからはオフィシャルの大傑作『LIVE AT DONINGTON』でも残されていますが、まずはそれも含めてショウのポジションを確認しておきましょう。
【1990年】 《9月24日『THE RAZORS EDGE』発売》・11月2日-12月16日:北米#1(33公演)←★ココ★【1991年】・1月11日-2月22日:北米#2(27公演)・3月20日-4月27日:欧州#1(27公演)・5月24日-7月14日:北米#3(36公演)・8月10日-9月28日:欧州#2(20公演)←※公式・10月14日-11月16日:オセアニア(18公演)
以上、全161公演。ベテランらしい大規模ツアーですが、その密度はベテランらしくない。これだけの場数が約1年間につまっており、(合間の移動を含めても)平均して1週間に3公演をこなすというハードワーク。いかに当時のAC/DCがノリにノッていたかが日程からも分かります。公式映像『LIVE AT DONINGTON』はその終盤でしたが、本作のウースター公演は序盤も序盤。まさにツアー初日となるコンサートだったのです。そんな本作は、尋常ならざるクオリティ。ステージ左側(クリフ・ウィリアムス側)からのナナメ見下ろしアングルなのですが、バルコニー席の最前なのか、前列の影は皆無。その上でズームで寄るとアンガスの上半身で画面が占領されるほどの極上視野です。その上に来て安定感がもの凄い。実のところ、アクロバティックなまでによく動くカメラワークなのですが、それでも見づらくない。三脚は使っていないようなのですが、ズームで思いっきり近づいても手ブレを起こさない。撮影者のテクニックが異常なのか、それともデジタル・トリミングで手ブレを相殺したのか……いずれにせよ、“1990年”とは思えない安定感なのです。
実際、本作はデジタルで補正されている。映像美の要はマスターからダイレクトにデジタル化された鮮度にあるわけですが、極上サウンドをシンクロさせてあり、録音の欠けも別録音で補填。曲間で視点が乱れてフレームアウトするシーンでは、他の演奏シーンをスローで被せて綺麗に整えている。編集とは言ってもマルチカメラではなく、あくまでもワンカメのオーディエンス・ショットなのですが、可能な限りのトリートメントが施されているのです。そして、カメラワーク。先ほども「アクロバティック」と書きましたが、それが猛烈にカッコイイ。撮影者がAC/DCを熟知しており、全曲ノリッノリ。「見どころを押さえる」と言うより、「見どころを引き出す」レベルなのです。例えば、「Sin City」のイントロ。「ダーン!ダン!ダン!ダン!」とリフが轟くわけですが、その「ダン!」に併せてグイッとズーム。いわゆる谷啓のガチョーンのように演出するのです。そして、曲がブレイクするシーンでは輪っかのライトアップ演出を知っていたかのように事前に引いて全景で押さえる……。他のショウであれば「何度も見てるんだねぇ。好きなんだねぇ」となるところですか、この日はド頭の初日。どうしてショウの進行を先回りできるんだ……そんな疑念さえ浮かぶ見事なカメラワーク。もちろん、これはあくまでも一例。全編・全曲・全リフにわたり、そんな前のめりな撮影が続くのです。そんなアクロバティック・ショットで綴られるショウは「完全復活!」を宣言するかのような大熱演。『LIVE AT DONINGTON』では観られない「Sin City」「Who Made Who」「Razor's Edge」「That's The Way I Wanna Rock'n'Roll」も嬉しいですが、それどころじゃない熱気が全曲から吹き出す。要となっているのは、新加入のクリス・スレイドでしょう。もちろん、AC/DC最重要ドラマーはフィル・ラッド以外にあり得ないわけですが、歴戦の英雄クリスも凄い。最年長ながら彼の溌剌としたドラミングは、間違いなくAC/DCを蘇らせていて、グルーヴィでありながら“勢い”も上乗せ。リズムを刻むマルコムの右足、アンガスのステップからも、いつもより“ノッて”いるのがありありと映し出されるのです。クリスのビートを得て炸裂する“勢い”と“テンション”。これがあったからこそ、AC/DCは復活を成し得たのでしょう。フィルのコピーに挑んで届かなかったサイモン・ライトでは成し得なかった復活の時。日本ではついぞ目撃できなかった“THE RAZORS EDGE TOUR”を本生100%体験できるアクロバティック・ショットの大傑作。
Live at The Centrum, Worcester, MA. USA 2nd November 1990 AMAZING SHOT!!!!★お薦めです!!
Disc 1(61:00)
1. Thunderstruck 2. Shoot To Thrill 3. Back In Black 4. Fire Your Guns 5. Sin City 6. Heatseeker 7. Who Made Who 8. Jailbreak 9. The Jack 10. Razor's Edge
Disc 2(61:52)
1. That's The Way I Wanna Rock 'n' Roll 2. Moneytalks 3. Hells Bells 4. High Voltage 5. You Shook Me All Night Long 6. Dirty Deeds Done Dirt Cheap 7. Whole Lotta Rosie 8. Let There Be Rock 9. Highway To Hell 10. T.N.T. 11. For Those About To Rock (We Salute You)
COLOUR NTSC Approx.123min.





























