70年代に爽快なロック・ソングと甘酸っぱいメロディで伝説となった元祖パワーポップ・バンド、RASPBERRIES。その極上マルチカメラ・プロショットがリリース決定です。本作に収められているのはテレビ番組2種。1つは1973年に収録されたアメリカの“DON KIRSHNER'S ROCK CONCERT”。もう1つは、再結成に出演した2005年の“HANGIN' WITH”です。 【DON KIRSHNER'S ROCK CONCERT(1973)】 まず登場するのは70年代の貴重なプロショット。『SIDE 3』のリリースに合わせて出演したもので、当時の新曲「Tonight」「I'm A Rocker」「Last Dance」を軸としつつ、デビュー作の「Go All The Way」「I Can Remember」、それに『FRESH』の「Drivin' Around」の計6曲を収録しています。そのクオリティは、まさに絶品。もちろん、デジタル全盛の現代基準には照らせませんが、マスター鮮度はバツグンで当時そのものの光景が蘇る映像美です。そのクオリティで描かれるパフォーマンスが実に素晴らしい。もちろん、名物番組“DON KIRSHNER'S ROCK CONCERT”ですから、撮影も完璧。エリック・カルメンの表情アップが多用され、ピアノを弾きながら歌う姿が美しい。そして、ささやかにそして幻想的に鳴り響くメロトロンが70年代のムードをいやが上にも盛り立てる。そして1曲終える毎に沸き立つ黄色い嬌声。懐かしいナンバーの生演奏という以上に、時代の薫りそのものが画になって映し出されていくのです。 【HANGIN' WITH(2005)】 続いては、再結成後の「2005年7月22日」に収録されたVH1 CLASSICSのテレビ番組“HANGIN' WITH”プロショット。メンバーへのインタビューが中心ながら2大ヒット曲「I Wanna Be With You」と「Go All The Way」の生演奏も披露。こちらは21世紀の放送だけにクオリティはさらに素晴らしく、完璧なプロショットが楽しめます。一気に32年の年月が飛んでメンバーの姿も様変わりしていますが、美しメロディの魅力は不変。元々、演奏力で聴かせるタイプの音楽でもなく、ブルース・スプリングスティーンも驚喜したという再結成時代のムードがたっぷりと味わえます。以上、8曲のライヴとインタビュー。合計55分の貴重なプロショットを収めた1枚です。懐かしい“動く名曲”に浸れるだけでなく、テレビ番組だからこその時代感が素晴らしい。時代を席巻していた1973年の空気、そして30年を超えても全米が沸いた2005年の薫り。それを極上のマルチカメラ・プロショットで振り返る1時間です。 Live at the Palace Theatre in NYC September 1973 PRO-SHOT 1. Go All The Way 2. Tonight 3. I Can Remember 4. Drivin' Around 5. I'm A Rocker 6. Last Dance Classics Hangin' with Raspberries (22nd July 2005) 7. Interview 8. Interview 9. I Wanna Be With You 10. Interview 11. Go All The Way PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.55min.