“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”を目撃できし、超傑作ライヴアルバムのイメージをグッと膨らませてくれる映像作品を用意しました。そんな本作は、貴重な8ミリフィルとオーディエンス録音を駆使して当時のライヴを再現した映像作品。海外マニアが制作したもので「1974年2月25日モントリール公演」と「1974年3月12日アルバカーキ公演」の8ミリを繋ぎ合わせたダイジェスト映像。そこに、「1974年2月26日ボストン公演」の極上オーディエンス録音がシンクロされています。まずは、各公演のポジションをツアー全体像から把握してみましょう。 【1973年】《初秋:『海洋地形学の物語』完成》・11月1日-12月10日:UK(26公演)《12月:『海洋地形学の物語』発売》【1974年】・2月7日-28日:北米#1(21公演)←★ココ★=「追憶」がセット落ち=・3月1日-25日:北米#2(22公演)←★ココ★・4月11日-23日:欧州(10公演)《5月:リック・ウェイクマン脱退》 これが“TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS TOUR”の概要。本編プレス2CDのボストン公演やその前日のモントリール公演は「北米#1」、アルバカーキ公演は「北米#1」にあたります。ちなみに「北米#1」「北米#2」の日程は連続していますが、違いは「追憶」。『海洋地形学の物語』完全演奏で有名なツアーではあるものの、実は全公演で全楽章を演奏していたわけではなく、冒頭の「UK」と「北米#1」だけだったと言われています。※注:上記は大まかなもの。全日程の演目は判明していませんし、日程内でも全曲演奏ではない日もあります。 ともあれ、そんな3公演の記録を駆使した本作は、実に素晴らしい。当時の8ミリフィルムは撮影できる時間が短いため、本作も短い映像の積み重ね。しかし、細切れながらも『危機』『海洋地形学』の全曲を網羅しており、約15分でダイジェストしてくれる。しかも、画質が極めて美しい。フィルムの保存状態が恐ろしく良く、発色も素晴らしい。デジタル時代の現代の眼で見ても美しい画質を誇り、まさに当時そのままの光景が色鮮やかに蘇るのです。そんな光景で映し出されるのは、超大作に併せてドラマティックな表情を魅せる幻想のステージ。ミラーボールやライティングなど、時代がかった演出もあるのですが、それによって浮かび上がる”黄金の5人”の佇まいとセットが美しいのです。これが伝説ツアーの現場。その光景。歴史に残る超大作を世に問い、それを全世界に届けようとしていた5人の姿をマニアが蘇らせた渾身の映像作品です。音や写真からなんとなく想像するのではなく、動く映像で目撃することの説得力。「百聞は一見にしかず」の1本です。 A composite of originally silent 8mm footage from Albuquerque 12th March 1974 and Montreal 25th February 1974, synched with audio from Boston, 26th February 1974. 1. Intro 2. Firebird Suite 3. Siberian Khatru 4. And You And I 5. Close To The Edge 6. The Revealing Science Of God 7. The Remembering 8. The Ancient 9. Ritual Jon Anderson - Vocals Steve Howe - Guitars Chris Squire – Bass Rick Wakeman - Keyboards Alan White - Drums COLOUR NTSC Approx.15min.