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Nirvana ニルヴァーナ/Tokyo,Japan 1992

「衝撃」。乱発され、いささか陳腐にさえ感じてしまう2文字ですが、その本当の意味を叩きつけられるサウンドボード・アルバムの登場です。今宵、ご紹介する衝撃の主役とは、90年代の現象NIRVANA。ただ一度だけの来日公演から「1992年2月19日・中野サンプラザ公演」の真実を記録したライヴ・アルバムです。このライヴは、かねてより流出サウンドボードが知られており、幾多の既発を生み出してきた定番音源でした。しかし、本作はそれら既発のコピーでもなければ、リマスターでもない。正真正銘、それらの大元となったオリジナルDATマスターなのです……。その音の中身に迫る前に、彼ら唯一の来日公演を俯瞰してみましょう。 ・2月14日:大阪国際交流センター・2月16日:名古屋クラブクアトロ・2月17日:クラブチッタ川崎・2月19日:中野サンプラザ 【本作】 このように、彼らが日本で演奏したライヴは、たったの4回。本作は、その最終日にあたります。そんな唯一にして最後の“日本のライヴ”をオリジナルDATから呼び起こした本作。その素性は、何よりも音声が物語っています。既発群はカート・コバーンの破滅的なフィードバックから始まっていますが、本作はその1分以上も前の試し弾きシーンから完全収録。このシーンではサウンドが不安定で、それゆえに既発ではカットされてきたのでしょうが、これこそ大元DATの証拠。さらに単なる証拠を超えた空気感も素晴らしい。不安定になるのは、恐らくPA卓も調整していたのかも知れませんが、それも含めて緊迫感が猛烈に伝わってくるのです。卓直結サウンドボードだけに歓声は大きくありませんが、メンバーの登場に沸き立つ会場の空気感もしっかりと記録されている。90年代の名盤……いえ、現象盤『NEVERMIND』のリリースから5ヶ月。久しくなかった“新たなるロック”との出会いに立ち会おうとしている観客たちの緊迫感。THE BEATLES、LED ZEPPELIN、IRON MAIDEN、METALLICA……日本の洋楽史にはさまざまな“出会い”が記録されてきましたが、時代と世代は変わっても、この熱狂と戸惑いがない交ぜになった空気は変わらない。「新しい時代の扉」が開く瞬間の刹那がアリアリと刻まれているのです。さらにオリジナルDATの証拠は他にもある。終演後のポップな会場BGMも長く収録されていますが、それ以上なのが「Aneurysm」。エンディング付近で録音が乱れ、接触不良のように切れ切れになってしまうのです。既発にこうした乱れに覚えがなかったのですが、改めて聴き直してみると既発は他のパートからツギハギし、何事もなかったかのように辻褄合わせしていることが分かりました。音楽作品としては大きな欠点ですし、“数ある外タレライヴの1つ”でしかなかった当時の感覚なら、修正するのも無理はない。しかし、二度はなかった“NIRVANA in Japan”の真実をお伝えするため、本作ではオリジナルDATに封じ込まれたままに1音違わぬ状態でCDに移し替えました。それら“オリジナルの証明”を超えた輝きを放つのが、本作の全編を貫くサウンドでしょう。既発群は、90年代らしい強めのイコライジングが施されてきましたが、本作はオリジナルDATそのもののサウンド。会場で鳴っていた、PAから吐き出されていた“音”をそっくりそのまま封じ込めているのです。そのナチュラルで生々しいサウンドの現実感。『NEVERMIND』は世界を変えた現象盤ではあるものの、今となっては幾ばくかのコマーシャリズムが「作られたサウンド」とも言われている。本作でも『NEVERMIND』の名曲群がたっぷりと詰まっています(アルバムの2/3となる8曲!)が、レコード会社の目の届かない極東のステージに一切の遠慮はない。カートの鳴らしたいままにぶちかまされるサウンドと歌声の数々が、キッチリ100%収められている。これ、これこそが本作の命なのです。暴虐のノイズも、吐き出される歌詞の単語の1つまでもがリアルで、何の手も加わらず、脳にねじ込まれるのです。本作は、単に“日本最後の真実”というだけでもありません。現在では研究が進み、彼らのライヴスケジュールもつまびらかにされていますが、本作は全キャリア172公演のうち95公演目。NIRVANAの歴史は『NEVERMIND』の巨大な成功を中心に渦を巻いたわけですが、この日本公演は全キャリアの中心期にあり、『NEVERMIND』全米1位の報から1ヶ月というタイミングでした。さらに言えば、カートは日本公演後にハワイへ向かい、人生を変えるコートニー・ラヴと結婚。本作はそのわずか5日前にあたります。おおよそネガティヴなムードの漂うカートの人生において、ホンの一瞬だけ差し込んだ光の時期。巨大な成功を収めつつ、大波に飲み込まれる前の刹那。その生演奏が詰まっているのです。もはや、“現象”とでも呼ぶしかないNIRVANAとカート・コバーン。世界の音楽が大きくうねり、その主役になるはずだった男の人生が変わった「1992年の2月」。そんな刹那に鳴っていた“真実の音”を、100%リアルに記録しきった1枚です。ロック史上でも最重要な瞬間、そのすべてをさらけ出すライヴ・アルバム。使い古された「衝撃」の言葉本来の意味が音に変わったような1本。 Live at Nakano Sunplaza, Tokyo, Japan 19th February 1992 STEREO SBD(from Original Masters) (61:14) 01. Intro 02. Negative Creep 03. Been A Son 04. On A Plain 05. Blew 06. Come As You Are 07. Lithium 08. Breed 09. Sliver 10. Drain You 11. About A Girl 12. School 13. Aneurysm 14. Love Buzz 15. Polly 16. Territorial Pissing 17. Smells Like Teen Spirit  Kurt Cobain - Vocal. Guitar Krist Novoselic - Bass Dave Grohl - Drums STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Nirvana ニルヴァーナ/Tokyo,Japan 1992

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