セカンドアルバム「Time And A Word」のスタジオ・アウトテイクを16トラック、78分超高音質ステレオ・ライン録音で収録。元々のアルバムが、かなりロウで生々しいサウンドバランスなのですが、それらの音パーツがよりリアルかつダイレクトな音の感触でミックスされています。前回の「Close To The Edge Demos & Outtakes」同様に、マルチトラックスを使用した、ディフミックス集と思われます。故にヘッドホンで公式版と聴き比べれば一発で変わりますが、音のバランスや構成がファイナルとは全く違う(音色までもが)ので、非常に新鮮な感覚で「Another Side Of Time And A Word」に触れることができます。Sweet Dreamsは通常公式版より30秒長いヴァージョンで、2分目の所で公式版は左チャネルが荒めのエフェクトでダ、ダ、ダと断続音のような音像になるのが、本テイクでは全く無く、ギターソロの後、2分20秒でボーカルパートに戻る部分も、延々とギターを中心としたインストパートが展開されます。(これはドイツの1970年初版に収録され2003年の公式リマスター版でボーナストラックで使用されたテイクに似ています。)一曲目に収録されているNo Opportunity Necessary, No Experience Needed #1はオルガンのミックスが小さめで、2分30秒のワウを効かせたギターソロ等も公式よりも大きめでダイレクトなサウンドで収録されています。全体の音のバランスもファイナルとはかなり違うので興味深い音像で聴き切ることができます。ごつごつしたサウンドで収録されたAstral Traveller等のハンドメイドな感触は迫力満点。公式でも聴ける変なエフェクトをかましたボーカルは、ここで聴ける「素」テイクでもそのままです。バンクスの特異なソロプレイは圧巻です。Time And A Word #3はエディットヴァージョンで歌の2番を省略して、いきなりサビにいきます。ラストのThe Prophetなどは楽音がむき出しのようなよりダイレクトなサウンドで収録されており、ボーカルにもオフィシャルほどコーラス処理が強くかかっていないのですが、変にムーディな作風の公式版より、これのほうが良いのではと感じる出来栄えです。粗削りな感触を感じさせながらも、同時に緻密に計算された刺激的なアンサンブルプレイをより生々しいテイストで楽しめる78分。オーケストラを導入し、後のバンドサウンドの核となる、シンフォニックな方向性を明示した、バンドの歴史上も重要なセカンドアルバムの、ファン必聴ディフミックス集。
Collection of outtakes and alternate/rough mixes STEREO SBD
1. No Opportunity Necessary, No Experience Needed #1 2. Then #1 3. Everydays #1 4. Sweet Dreams 5. Clear Days #1 6. Astral Traveller #1 7. Time And A Word #1 8. No Opportunity Necessary, No Experience Needed #2 9. Then #2 10. Everydays #2 11. Dear Father 12. Clear Days #2 13. Astral Traveller #2
14. Time And A Word #2 15. Time And A Word #3 16. The Prophet
Jon Anderson - Vocals, Percussion Peter Banks - Guitars, Vocals Chris Squire - Bass, Vocals Tony Kaye - Piano, Organ Bill Bruford - Drums, Percussion David Foster - Acoustic Guitars on "Time And A Word"





























