とんでもないクオリティのライブ盤が緊急輸入!「PRE-FM MASTER」と記されたサンプル盤を前に、動揺を抑えられないでいます。もしや公式発売の予定でもあったのか……そう思わせるほど、演奏・録音・ミックス・サウンドのすべてが完璧なCDなのです。さまざまな言葉で音質を表現してきましたが、この音を前にしてどんな言葉がありましょうか。間違いなく公式と比較されるレベルの音質ではありますが、各楽器の細やかな鳴りに至るまでビビッドに“立った”サウンドは「オフィシャル以上」と言っても過言ではない。それほどまでにパーフェクトなサウンドに彩られた本作が収録されたのは1990年12月17~18日、「No Prayer On The Road 90/91」より本国ツアーハイライトとなるロンドンのウェンブリー・アリーナの2日連続公演でした。「WAR MACHINE」など、以前から放送のエアチェックと思われるブートレッグがいくつか存在し、さらにオフィシャル・シングルのB面にも使用された決定的な代表名演です。既発のブートレッグもIRON MAIDEN有数の決定盤の1つとされてきたわけですが、本作はそれらを鼻で笑い飛ばすがごときハイクオリティサウンドを誇り、既発にはなかったThe Assassin、Hooks In Youも収録されている完全新発掘のマスターです。エアチェックどころか、トランスクリプション起こしでもこれほど新鮮な音は不可能であり、まさに「PRE-FM MASTER」であることは音自身が証明しています。本当に、どこからこんな凄い音源が出てきたのか……詳細は不明なだけに不気味ですらあります。そして、さらに輪をかけて素晴らしいのがライヴ内容。2年間の休養宣言から復帰したてのバンドは「ツアーがしたくてたまらない!」との宣言に違わない躍動感溢れるライヴを各地で披露、内外から「82年Beast On The Roadの再来」と高く評価されました。実際、つねに立ち位置を守る“静のギタリスト”デイヴ・マーレイまでもが走り回ったのですから、長い歴史でもかなり珍しいハイパーステージだったわけです。その爆発力が、超絶サウンドで鮮やかに記録されていた……これはMAIDEN音源史上、最大級の事件です!エイドリアン・スミスに代わって新ギタリストにヤニック・ガーズを迎えたIRON MAIDENは「A REAL LIVE DEAD ONE」「LIVE AT DONINGTON」「RAISING HELL」などのライヴ・アイテムを連発しており、「今更お腹いっぱい」と思うファンもいるかもしれません。しかし、本作を聴いていただければ、それらとは選曲もテンションも“ひと味違う”と感じていただけるはずです。その選曲で美味しいのはやはり「NO PRAYER FOR THE DYING」の新曲群。元々メンバーから「ツアーに出るために作った」と言われ、「まるでスタジオライヴのようだ」と評されたアルバムだっただけに、ライヴ映えは約束されていたようなもの。その生々しさ故に作り込みを愛するタイプのファンからは今ひとつな評判にもなったアルバムですが、本来あるべき場所“ライヴステージ”で披露された新曲たちは躍動感が爆増、スタジオテイクを軽く凌駕する凄まじい説得力は放っています。むしろ「このライヴを聴かずに新曲の本質は分からない」「こちらこそが真の『NO PRAYER FOR THE DYING』アルバム」と言っても構わないでしょう。さらに本作は旧レパートリーも強烈!お馴染みの名曲群がいつにも増したハイテンションで披露されている中で、ひときわ輝くのがラストのRun To The Hillsです。この、なんという躍動感と爽快感!1990年は“ブルース・ディッキンソンのノドが復活したツアー”とも言わており、その象徴がこの曲なのです。バンドの成功に反比例してヴォーカリストの限界を感じさせ、どんどん調子を落としていったブルース。1982年当初からギリギリで百発百中とはいかない難曲でしたが、1986年辺りからサビを放棄したり、苦しそうに唸るだけの曲になってしまいました。ところが1990年になって、“もうムリだ”とあきらめていたファンも驚く大復活!単に高音が戻っただけでなく、ヴィヴラートに遊びまで加える余裕の伸びやかさは、名曲に今まで聴いた事もない開放感までも吹き込んでしまったのです。1982~1990年の各ツアーを通して聴き比べてただければ、当時のマニアが鳥肌を立てたという衝撃が実感できるのではないでしょうか(ただし「Ohhh~」とシンガロングするパートはお約束の客任せのまま)。心が大空に解き放たれるかのような充足感の中、本作は終了します。その他、どの曲でも溌剌とした演奏ぶりが所狭しと炸裂する大傑作ライヴです。デビュー10周年という脂の乗りきった状態でありながら、当時メンバー達が「『THE NUMBER OF THE BEAST』の頃のようだ」と口々に語っていたのも納得の若々しさにも満ちあふれている。音楽家・パフォーマーとして一番美味しい時期を驚異のサウンドでパッケージした究極のライヴアルバム衝撃のリリースです!
Live at Wembley Arena, London, UK 17th/18th December 1990 STEREO SBD(Pre-FM Master)
1. Theme From 633 Squadron 2. Tailgunner 3. Public Enema Number One 4. Wrathchild 5. Die With Your Boots On 6. Hallowed Be Thy Name 7. Holy Smoke 8. The Assassin 9. No Prayer For The Dying 10. Hooks In You 11. The Clairvoyant 12. 2 Minutes To Midnight
13. The Trooper 14. Iron Maiden 15. Number Of The Beast 16. Run To The Hills
Bruce Dickinson - Vocal Steve Harris - Bass Dave Murray – Guitar Janick Gers - Guitar Nicko McBrain - Drums
STEREO SOUNDBOARD RECORDING





























