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Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/California,USA 1971

OG、Pb、そしてバッジホルダーズと続いた当店からのZEPビンテージ名盤復刻シリーズ、今回は1971年アメリカ・ツアーからの古典的名盤「GOING TO CARIFORNIA」が遂に登場します。もはやライブ音源が出尽くしてしまった感のあるZEPライブ音源ですが、意外なことにマスターとなった音源やアップグレードが未だに発掘されず、結果としてオリジナルのLPがベストのサウンド、あるいはそれでしか聴かれないライブ音源がいくつも残されています。そんな中から数々の名盤LPを、あくまで原音や元の収録状態を尊重したCD化にこだわって当店がリリースしてきました。今回の「GOING TO CALIFORNIA」はレア音源リリースのパイオニアとも言うべきレーベル、Trade Mark Of QualityことTMOQからリリースされました。TMOQからのZEP名盤の筆頭に挙げられるのは1970年ライブの古典「LIVE ON BLUEBERRY HILL」でしょう。しかも同レーベルが収録したのはあのLAフォーラム。ZEPのフォーラム伝説の始まりを捉えた歴史的名盤と言っても過言ではありません。それにもっとも重要なこと、それは世界中で話題を呼んでいたZEPのライブ・パフォーマンスの凄まじさを知らしめてみせたことでした。あのブルーベリー・ヒルから一年後、ZEPは再びアメリカを訪れます。しかしTMOQが今回録音したのは意外にも前回のLAフォーラムではなく、同じ西海岸のバークレーにあるコミュニティ・センターでした。70年代前半でこの地のロック・コンサートが行われる場合、コミュニティ・センターが会場となっています。しかもアメリカで上昇し続けるZEPの人気を反映し、これまで訪れた事がない地としてバークレーが選ばれたのです。「GOING TO CALIFORNIA」はバークレーで行われた公演の二日目である9月14日を収録しました。しかし同LPがリリースされて誰もが驚かされたであろうこと、それはオープニングの「Immigrant Song」が始まったところで際立っていたプラントの不調ぶりでしょう。その原因はデビュー以来、若さにまかせてハードなシャウトを続けていたことが災いし、ここで聴かれるような喉の疲労が現れるようになっていたのです。何しろ71年のアメリカ・ツアーは人気を反映して日程が拡大されたまではよかったものの、いきなり5夜連続公演から始まって、その後も連続公演の目立つスケジュールが組み立てられていました。最たる例はツアー四日目でLAフォーラム二日目の公演でしょう。ここでのプラントはライブが進むにつれて喉の疲労が濃くなり、最後は若さにまかせた力技で声を絞り出すという有様でした。もちろん、この後の日本公演が証明していたように、まだまだプラントのスクリーム・ボイス期は続くのですが、彼の驚異的なシャウトから陰りが見え隠れし始めていた時期、それがこのツアーでしょう。しかもバークレー二日目はアメリカ・ツアーの終盤です。そうなればオープニングからプラントの声がお疲れ気味なのも仕方ない…ところがここが若さの力というべきか、ライブが進むにつれて彼がどんどん調子を上げてゆくのだから驚かされます。「GOING TO CALIFORNIA」はアメリカ・ツアー終盤におけるそんな一日を記録していたのですが、面白いことに「Immigrant Song」ではプラントの声だけでなく録音まで不調に見舞われていたのです。同曲が始まったところではモノラル音質、それでも1971年のオーディエンス録音としては上質な部類だったのですが、続いて演奏された「Heartbreaker」の途中から驚異のクリアネスとワイドな臨場感を誇るステレオ音質へと豹変します。しかもその合間で音切れが発生するのですが、それはまるでレコーダーにマイクがちゃんとつながっていなかったことに気付いて直したかのような状態です。そこからの鮮度抜群、とにかく豊かなステレオ音質…これは本当に凄い!本盤がブルーベリー・ヒルと並び称される理由の一つはそのずば抜けた音質でしょう。ただし「Black Dog」においても左チャンネルがオフになる、あるいは「Dazed And Confused」の後半を始めとして所々で生じるカットなど、ブルーベリー・ヒルと比べると完全な録音状態だとは言えません。しかしそんな録音上の問題を差し置いても、ここで聴かれるZEPの躍動感と鮮度抜群な録音状態は2015年の今もなお、まったく色褪せていないものです。録音バランスがまた絶品で、ZEPのライブは会場からの出音が凄まじい音量だった…という証言を裏付けるかのような迫力。しかもあっという間に復調するプラントの声を生々しいほどオンな音像で捉えた状態がまた素晴らしい。やはりまだ若いプラントですので、基本的な声質自体がまだあの刺激的なスクリーム・ボイスそのまま。それでいて演奏のフットワークも軽いのが1971年のZEPならではだと思います。確かに「Dazed And Confused」におけるインター・プレイの応酬は73年以降のような重量感と技巧には及びません。しかしこの時点では同曲の駆け引きにおいて、やはりフットワークが軽いプラントが切り込んでくる展開が71年ならではのもの。しかもこの日は彼が歌ってみせたのはチャック・ベリーの「Back In The USA」の一節というレアな展開、それがまた実に面白いのです。そしてこのLPにおける最大の名演は「Whole Lotta Love」のメドレーです。そのカバー選曲や展開はこの当時のスタンダードだと言えますが、ここで登場した「Hello Mary Lou」は同曲のメドレー・バージョンにおける名演中の名演で、何しろプラントの歌が素晴らしいのです。「Whole Lotta Love」メドレーの「Hello Mary Lou」と言えばここでの演奏を思い浮かべるマニアも多いはず。しかし残念なことに、名盤「GOING TO CALIFORNIA」のマスター・テープは未だに見つかっていません。ブルーベリー・ヒルの元音源がしっかり出回っていたのに対し、こちらの音源が一切発掘されないとは不思議なものです。もしかしたらブルーベリー・ヒルとはまったく違う録音状態から推測すると、別のテーパーから提供された音源だったのかもしれません。おかげで現在までTMOQ盤からの収録がCD化唯一の道となっており、これまでにも多くのアイテムがリリースされてきました。今回は同盤の中でも最も盤質に優れているとされるオリジナル盤と同じスタンパーを使用した再盤"The Trademark of Quality Years"(10LP)のセットから丁寧に収録。TMOQの初期盤では使用したビニール材質の問題によりミント状態のものでも結構ノイズがのっていることが多い傾向にありますが、実は後期の再盤の方が盤質に優れ、非常にハイファイなサウンドで堪能できるのです。今回はその再盤から音質に影響しないようノイズ除去を施した以外は一切のイコライズなしでCD化しています。 Berkeley Community Theatre, Berkeley, California, USA 14th September 1971 The Original "The Trademark of Quality Years" LPs (Matrix # LZ 1,2,3,4) Disc 1 (48:24) 1. Immigrant Song 2. Heartbreaker 3. Since I've Been Loving You 4. Black Dog 5. Dazed And Confused Disc 2 (48:02) 1. Stairway To Heaven 2. That's The Way 3. Going To California 4. Whole Lotta Love incl. Boogie Chillun', Hello Mary Lou, My Baby Left Me, Mess O'Blues, You Shook Me, The Lemmon Song

Led Zeppelin レッド・ツェッペリン/California,USA 1971

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