世界中のスラッシャーが胸を熱くして憧れた伝説のツアー“CLASH OF THE TITANS”。その現場を極上体験できる驚異の新発掘ライヴアルバムが登場です!そんな本作に吹き込まれているのは「1990年10月9日ストックホルム公演」。出演した4バンドをセットした極上オーディエンス録音4枚組です。80年代スラッシュを原体験してきた諸兄なら、“CLASH OF THE TITANS”の名に心躍らない方はいないでしょう。スラッシュ四天王の半分であるSLAYERとMEGADETHによるカップリング・ツアーで、「ヘヴィメタルで最も成功したツアーの1つ」とも言われる影響力は世界中に拡散。今では当たり前になったスラッシュ・イベントや合同ツアーの原形ともなりました。SLAYERが引退するまで……いや、引退した現在でも復活の噂が繰り返され、「どのバンドが参加するのか!?」と話題になり続けています。その伝説ツアーは20周年の復活版“AMERICAN CARNAGE Tour”も含め、これまでメンツや国を変えて四度実施されました。良い機会でもありますので、ここでその全貌を整理しておきましょう。1990年SLAYER & MEGADETH +Testament / Suicidal Tendencies・9月22日ー10月14日:欧州(18公演) ←★ココ★ 1991年 SLAYER & MEGADETH +Anthrax / Alice In Chains・5月16日ー7月14日:北米#1(49公演) 2010年“AMERICAN CARNAGE Tour” SLAYER & MEGADETH +Testament・7月23日ー9月4日:北米#2(25公演)SLAYER & MEGADETH +Anthrax・9月24日ー10月2日:北米#3(20公演) これが“CLASH OF THE TITANS”の全体像。SLAYER/MEGADETHを軸として、TESTAMENTかANTHRAXが準レギュラー。さらにSUICIDAL TENDENCIES、ALICE IN CHAINSといった旬のバンドが加わった豪華ラインアップでした。そして、この中で最もコアで伝説的なのは、唯一ヨーロッパで行われたオリジナルの1990年版。本作のストックホルム公演は、わずか18公演のうち14公演目にあたるコンサートでした。“CLASH OF THE TITANS”は伝説であると同時に、秘境でもありました。当時の世界はクウェート侵攻の衝撃に揺れており、湾岸戦争へまっしぐら。地理的にも近いヨーロッパはロックやメタルにうつつを抜かす状態ではなく、話題のツアーであってもラジオやテレビ放送は望むべくもなかった。そして、オーディエンス録音にしても各バンド個別か、クオリティに難があるかのどちらかであり、出演4組全部を極上体験できる記録は皆無と言っても良い状態だったのです。そんな歴史に終始を打つのが、本作。最近になって突如として公開されたマスターなのですが、これがもう「超」付きの極上。当時のスラッシュは爆音・轟音で上等というイメージもあったわけですが、本作は美麗・端麗。もちろん、バンド側の出音は強力無比なわけですが、それでもまったくビビることなく、ディテールも鮮明。リフの1つひとつがエッジ鋭くシャープに轟き、バスドラ連打も1発1発が際立っている。さすがにサウンドボード的なド密着感ではないものの、それも欠点ではなく美点。スカスカ感のない密度は強力ですし、何よりリアルな現場ムードに胸が熱くなる。当時、雑誌記事と幾つかの写真しか知る由のなかった憧れの空間に身を置けるのですから……。そして、そんなキリッと辛口な端麗サウンドで描かれるのは、四者四様のスラッシュ・パラダイス。何しろ、時期が凄すぎる。SLAYERはオリジナル4人が揃っていた『SEASONS IN THE ABYSS』時代ですし、MEGADETHはマーティ・フリードマン&ニック・メンザが加入した『RUST IN PEACE』時代、TESTAMENTもアレックス・スコルニックがいる”黄金の5人”でした。そして、SUICIDAL TENDENCIES。現METALLICAのロバート・トゥルージロを迎えた『LIGHTS... CAMERA... REVOLUTION!』をリリースし、DEATH ANGELやMORDREDと共にファンク・スラッシュの開祖として気を吐いていました。そんな4バンドが同じ会場で鎬を削り合うのですから、伝説になるのも必然。本作は、その歴史的事実を理屈ではなく音楽で証明する音の証拠品なのです。スラッシュ・メタル究極の現場と言えばいわゆる「BIG 4」だと思われがちですが、濃度も熱量も“CLASH OF THE TITANS”の足下にも及びません。本作に詰まっているのは、勃興期や充実期を経て、絢爛の頂点にあった1990年のスラッシュ・メタル。まさに究極の現場を極上体験できる奇跡セットなのです。すべてのメタル・ファン……いや、スラッシャーにこそ味わっていただきたい特濃の4枚組。伝説のオリジナル版CLASH OF THE TITANSを体験できる奇跡の4枚組。「1990年10月9日ストックホルム公演」の極上オーディエンス録音セットです。強力なバンド側の出音にもまったくビビることなく、ディテールも鮮明。リフの1つひとつがエッジ鋭くシャープに轟き、バスドラ連打も1発1発が際立っている。SLAYER・MEGADETH・TESTAMENTは黄金ラインナップですし、SUICIDAL TENDENCIESも現METALLICAのロバート・トゥルージロ在籍時。絢爛の極みにあった1990年のスラッシュ・メタルをお腹いっぱい楽しめる究極のライヴセットです。 Solnahallen, Stockholm, Sweden 9th October 1990 TRULY PERFECT SOUND DISC 1: SUICIDAL TENDENCIES 01. You Can't Bring Me Down 02. Join the Army 03. Alone 04. Lovely 05. I Saw Your Mommy 06. Lost Again 07. Pledge Your Allegiance Mike Muir - Vocals Rocky George - Guitar Mike Clark - Guitar Robert Trujillo - Bass R. J. Herrera - Drums DISC 2: TESTAMENT 1. Intro 2. Practice What You Preach 3. Souls of Black 4. Sins of Omission 5. Burnt Offerings 6. Face in the Sky 7. The Legacy 8. Trial by Fire 9. Disciples of the Watch Chuck Billy - Vocals Eric Peterson - Guitar Alex Skolnick - Guitar Greg Christian - Bass Louie Clemente - Drums DISC 3: MEGADETH 1. Intro 2. Rattlehead 3. Wake Up Dead 4. Hangar 18 5. Hook in Mouth 6. Skull Beneath the Skin 7. The Conjuring 8. In My Darkest Hour 9. Devil's Island 10. Take No Prisoners 11. Peace Sells 12. Holy Wars... The Punishment Due 13. Anarchy in the U.K. Dave Mustaine - Vocals, Guitar David Ellefson - Bass Marty Friedman - Guitar Nick Menza - Drums DISC 4: SLAYER 1. Raining Blood 2. Black Magic 3. War Ensemble 4. Postmortem 5. Dead Skin Mask 6. Die by the Sword 7. Blood Red 8. Altar of Sacrifice 9. Jesus Saves 10. Spirit in Black 11. At Dawn They Sleep 12. Mandatory Suicide 13. Live Undead 14. South of Heaven 15. Angel of Death Tom Araya - Vocals, Bass Kerry King - Guitar Jeff Hanneman - Guitar Dave Lombardo - Drums