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U2 ユーツー/Netherlands 1981 Upgrade

デビューアルバム『BOY』で世界に羽ばたいたU2。その黎明のステージを極上体験できるサウンドボード・アルバムが登場です。そんな本作に刻まれているのは「1981年2月12日デン・ハーグ公演(オランダ)」。そのステレオ・サウンドボード録音です。1981年と言えば、“BOY Tour”と“OCTOBER Tour”が交錯する時期であり、本作は前者にあたる。良い機会でもありますので、まずは活動概要を俯瞰してショウのポジションをイメージしてみましょう。1980年・1月5日+11日:アイルランド(2公演)・2月1日ー3月19日:英国#1(20公演)・5月9日ー6月8日:英国#2(23公演)《5月16日:シングル『11 O'Clock Tick Tock』発売》・7月10日ー28日:英国#3(7公演)・9月1日ー12月3日:欧州#1(59公演)←※KRO STUDIO, HILVERSUM 1980《10月20日『BOY』発売》・12月6日ー15日:北米#1(24公演)・12月17日ー22日:アイルランド(5公演)1981年・1月23日ー2月21日:欧州#2(22公演)←★本作★・3月3日ー5月31日:北米#2(57公演)←※BAYOU CLUB 1981・6月4日ー9日:欧州#3(4公演)《8月『OCTOBER』完成》これが1980年から『OCTOBER』制作までの歩み。上記の「英国」には、便宜上一部アイルランド公演も含んでいます。彼らのライヴ活動は1976年から始まったとされますが、本格的にイギリス進出したのは1979年になってから。当初のシングル/EPもアイルランド国内のみでした。その後、シングル『11 O'Clock Tick Tock』/アルバム『BOY』で世界的にレコードデビュー。そこから「欧州#1」で大陸ヨーロッパ、「北米#1」でアメリカ大陸と一気に世界が広がっていったわけです。そんな“BOY Tour”からはサウンドボード録音もいくつか残されており、本作を軸として『KRO STUDIO, HILVERSUM 1980』『BAYOU CLUB 1981』の3タイトルが同時リリースとなります。さて、そんな初期サウンドボード・コレクションでも核となるのが本作。「欧州#2」の15公演目を伝えるサウンドボード・アルバムです。なぜ本作が核なのかと言えば、クオリティ/曲数ボリュームの両面に及ぶ。まずクオリティですが、これがもう問答無用に「完全オフィシャル級」。このショウはテレビ/ラジオで放送された事でも知られますが、本作はFM放送サウンドボード。歓声やミックスは生々しく、オフィシャル級でも「発掘音源系」かな……と思わせつつ、いざ演奏が始まると演奏音やヴォーカルが見目麗しく、各楽器のバランスも整っている。初期にありがちないい加減な放送ではなく、局スタッフもキチンとした仕事をこなした品格あるサウンドなのです。そして、見逃せないのがマスター鮮度。既発などでデン・ハーグ公演サウンドボードを体験された事のある方は「アレが公式級?」と思われているかも知れません。もしそうだとしたら、本作とは鮮度がまるで違うのでしょう。このところ、当店では海外研究家の監修を受けて“WAR Tour”サウンドボードの最高峰マスターをご紹介してきましたが、本作は同じ研究家による“BOY Tour”篇でもある。その瑞々しさ、抗鮮やかさ、歪みも荒れも見当たらない美しさ。正直なところ、すでに極上クラスのマスターが知れ渡っている音源の場合は研究家推奨マスターでも「うん、確かに。。。ちょっと良い」くらいの事もありますが、本作は違う。「本当に同じ音源ですか!?」級の段違いサウンドなのです。次は、曲数ボリューム。『KRO STUDIO, HILVERSUM 1980』『BAYOU CLUB 1981』の詳細はそれぞれの解説に譲りますが、いずれも40分強といったところ。それに対し、本作は約53分の長尺録音なのです。もちろん、ショウは「生演奏版BOY+α」となるもの。ここでは、次なる“OCTOBER Tour”の定番サウンドボード群と比較しつつ、セットを整理しておきましょう。ボーイ・The Ocean/An Cat Dubh/Into the Heart/Another Time, Another Place/The Cry-The Electric Co./Stories For Boys(★)/Twilight/I Will Follow/Out of Control シングル・11 O'clock Tick Tock/Touch(★)/Things To Make And Do(★)※注:“OCTOBER Tour”の『HOLLYWOOD PALLADIUM 1981』『MALIBU NIGHT CLUB, LIDO BEACH 1981』で聴けない曲。……と、このようになっています。『BOY』の全11曲中9曲が大盤振る舞いされ、「Another Time, Another Place」「Stories For Boys」といった初期ならではのレパートリーも次々繰り出される。そして、さらに貴重なシングル曲も散りばめられる。世界デビューシングルともなった「11 O'clock Tick Tock」は当然として、そのB面曲「Touch」や、シングル『A Day Without Me』のB面だった「Things To Make And Do」も披露。まだまだレパートリー不足だったからこその激レア曲がオフィシャル級サウンドボードで楽しめるのです。“BOY Tour”の象徴として君臨してきたデン・ハーグ公演サウンドボード。その最高峰クオリティ版です。それこそ『BOY』そのものにも匹敵する、初期U2の最重要作。デビュー間もない「1981年2月12日デン・ハーグ公演」のステレオ・サウンドボード録音。”BOY Tour”を代表するFM放送サウンドボードの最高峰更新盤です。海外のU2研究家が厳選したマスターは完全オフィシャル級で、「Another Time, Another Place」「Stories For Boys」「Touch」「Things To Make And Do」など、初期ならではのレア曲盛りだくさんのショウを楽しめる。それこそ『BOY』自身にも匹敵する絶対作です。 Paard Van Troje, Den Haag, Netherlands 12th February 1981 STEREO SBD(UPGRADE) (52:38) 01. DJ Intro 02. The Ocean 03. 11 O'Clock Tick Tock 04. Touch 05. An Cat Dubh 06. Into The Heart 07. Another Time, Another Place 08. The Cry / The Electric Co. 09. Things To Make And Do 10. Stories For Boys 11. Twilight 12. I Will Follow 13. 11 O'Clock Tick Tock 14. Out Of Control 15. DJ Outro STEREO SOUNDBOARD RECORDING

U2 ユーツー/Netherlands 1981 Upgrade

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