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Gary Moore ゲイリー・ムーア/Rare Studio Tracks 1978-2001

あの名曲「パリの散歩道」を生み出した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで。23年間に渡ってゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成! 伝説的コンピレーションの大名盤が装いも新たに復刻です。そんな本作に刻まれているのは、計16曲・67分間に及ぶ秘宝たち。貴重なアルバム・アウトテイクやデモ/ラフミックスの最高峰マスターをかき集め、このまま公式リリースも可能な決定的仕様で永久保存したCDです。レア・トラック集の優劣をご理解頂くには、1曲1曲の凄味を紹介するのが一番。本作の16トラックは大きく7種に分けられますので、それぞれ個別に見ていきましょう。1978年THIN LIZZYデモ(1曲)・THIN LIZZYデモ:Bad Is Bad まず最初に登場するのは、盟友フィル・ライノットのTHIN LIZZYに正式加入した1978年の未発表曲「Bad Is Bad」。ゲイリーのLIZZY加入は1974年/1977年/1978年の三度あったわけですが、前2回はサポート的な活動に終始。1978年はそれとは異なり、あの『BLACK ROSE』へと続く本格的な参画でもありました。そんな加入直後に製作された「Bad Is Bad」は全米ツアー中のメンフィスで録音され、メンバーはフィル・ライノット,マーク・ナウシーフ,ヒューイ・ルイスら。軽妙なシャッフル・ナンバーで、フィルの個性的なヴォーカルとゲイリーのギター、そしてヒューイのブルースハープが最高なオープニング・ナンバーです。BACK ON THE STREETSセッション(4曲)・BACK ON THE STREETSアウトテイク:Track Ten/Road To Pain・ゲイリー・ヴォーカル・バージョン:Don't Believe A Word/Parisienne Walkways THIN LIZZYに加入したゲイリーはツアーをこなしつつ、フィルの助力を得て1stソロ・アルバム『BACK ON THE STREETS』を発表。本作にはそのアウトテイク「Track Ten」「Road To Pain」と、ゲイリーがメインで歌う「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」が収録されています。インストのアウトテイク「Track Ten」は古くから知られていましたが、本作はアップグレード・マスターで収録。「Road To Pain」はゲイリーの歌入りでVirgin時代のバラードにも通じる情感溢れる隠れた名曲です。「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」は『BACK ON THE STREET』のアメリカ初回アナログ盤収録のレア・トラックで、フィルではなくゲイリーがメインで歌うバージョン。どちらもミックスが異なる上に「Parisienne Walkways」は20秒以上長く、ゲイリーのギターもたっぷり堪能できます。SOLO IN SOHOデモ(1曲)・Jamaican Rum 1978年/1979年でのフィルとのコラボレーションは極めてクリエイティヴで、名曲・名作を大量に遺しました。『BACK ON THE STREETS』『BLACK ROSE』が代表的ですが、忘れてはならないのがフィルの1stソロ・アルバム『SOLO IN SOHO』。そこに収録された「Jamaican Rum」も、黄金コンビ「フィル/ゲイリー」による秘宝なのです。本作に収録されているのは、1979年5月にナッソーで録音されたデモ・バージョンです。G-FORCEセッション(2曲) ・The Woman's In Love(デモ)/Trust Your Lovin'(シングルB面曲)1979年7月にTHIN LIZZYを脱退したゲイリーは自身のバンドG-FORCEを結成します。本作には、デビュー・アルバム『G-FORCE』製作時のデモ・テイク「The Woman's In Love」とシングル『You』のB面曲だった「Trust Your Lovin'」を収録しています。「The Woman's In Love」は完成版と異なり、ゲイリーがヴォーカルを務めている。なお、結成当初のG-FORCEに参画していたグレン・ヒューズとも「The Woman's In Love」のデモが遺されましたが、それとも異なるテイクです。一方の「Trust Your Lovin'」はシングルB面とは言っても公式トラック。完成度も高く、躍動感のあるベースも印象的なメロディアスでキャッチーな隠れ名曲です。VIRGINレーベル時代のレア・トラック(4曲)・Don't Take Me For A Loser(ゲイリー・バーデン・デモ)/Teenage Idol(オリジナルMIX)/Don't Ever Give Your Heart Away(グレン・ヒューズ・デモ)/Wild Frontier(ラフMIX)いよいよVIRGINに移籍し、ハードロック黄金時代がスタート。本作では『CORRIDORS OF POWER』『VICTIMS OF THE FUTURE』『RUN FOR COVER』『WILD FRONTIER』からのレア・トラックを1曲ずつ収録しています。まず、1982年前半に収録された『CORRIDORS OF POWER』のデモ「Don't Take Me For A Loser」。ここで歌っているのは、あのゲイリー・バーデン! 当時のバーデンはMSGを解雇されており、1982年8月にマイケル・シェンカーに呼び戻されました。このテイクはその合間に製作されたと思われるもの。もしシェンカーがグラハム・ボネットと上手く行っていれば『大いなる野望』はムーアとバーデンという「ダブル・ゲイリー」による作品になったかも知れません。続く「Teenage Idol」は『VICTIMS OF THE FUTURE』日本盤初回のみのバージョンで、現在流通のアルバムとはまったく異なるミックス。本作以前にはデジタル化された事がなかった貴重テイクで、特にギターソロの違いは必聴です。『RUN FOR COVER』からはグレン・ヒューズとゲイリーが合流した際に収録されたデモ「Don't Ever Give Your Heart Away」。元々この曲はグレンとメル・ギャレーがTRAPEZE用に作った曲で、1987年にはメルがMGMとしても演奏していました(2010年にPHENOMENAの『BLIND FAITH』で公式化)。グレンがゲイリーとのプロジェクト用に提供したものの、ゲイリーのカラーに合わず、『RUN FOR COVER』への収録が見送られたのだと思われます。そして、アイリッシュHRの名作『WILD FRONTIER』からもレア・トラックを収録。プロモ盤のみに収録されていた「Wild Frontier」のラフミックスで、ほぼ完成版に近い内容ながらギターのミックスが異なります。ブルース時代のレア・トラック(4曲)・STILL GOT THE BLUESデモ:Still Got The Blues/Oh Pretty Woman/Midnight Blues・BACK TO THE BLUESアウトテイク:Livin' With The Blues 90年代になるとゲイリーはハードロックからブルースへ一大転換。本作では1990年の『STILL GOT THE BLUES』デモ3曲と、2001年『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク1曲を収録しています。まず『STILL GOT THE BLUES』のデモですが、これはアドバンス・テープに収録されていたもの。「Still Got The Blues」は完成版より若干手前でフェイドアウトする程度ですが、残り2曲は完成版とは結構違う別ミックス。「Oh Pretty Woman」はイントロからゲイリーの印象的な掛け声が入っていますし、「Midnight Blues」は空間処理などのミックスが異なります。最後は『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク「Livin' With The Blues」で、アイルランドで限定発売されたチャリティ・アルバムのみに収録されたレア・ナンバー。いかにもゲイリー節といえる泣きのギター・トーンは「Picture Of The Moon」を思わせる名曲です。以上、前16曲・約68分に及ぶ秘宝集です。それまでCD化されていなかった超貴重テイクから国内ではほとんど知られていなかったレア・テイクまで、全編が最高峰クオリティで集成した一大決定盤。初登場から10年以上が経った現在でもなお超える物のない伝説のスタジオ・アルバム。ここに堂々の復刻です!THIN LIZZYに加入した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで、ゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成した伝説的コンピレーション。貴重なLIZZY時代のアウトテイクや「パリの散歩道」のゲイリー・ヴォーカル・バージョン、未発表曲。デモ、ラフミックス等々、全16曲の秘宝トラックを最高峰マスターで永久保存。このまま公式リリースも可能な決定盤です。RARE STUDIO TRACKS 1978-2001 1. Bad Is Bad (Thin Lizzy Demo 1978) 2. Track Ten (Back on the Streets Outtake) 3. Road To Pain (Back on the Streets Outtake) 4. Don't Believe A Word (Gary Moore Vocal) 5. Parisienne Walkways (Gary Moore Vocal) 6. Jamaican Rum (Phil Lynott Demo 1979) 7. The Woman's In Love (G-Force Demo) 8. Trust Your Lovin' (G-Force Single B-Side) 9. Don't Take Me For A Loser (Demo with Gary Barden) 10. Teenage Idol (Original Mix) 11. Don't Ever Give Your Heart Away (Glenn Hughes Demo 1985) 12. Wild Frontier (Rough Mix) 13. Still Got The Blues (Demo) 14. Oh Pretty Woman (Demo) 15. Midnight Blues (Demo) 16. Livin' With The Blues (Back to the Blues Outtake)

Gary Moore ゲイリー・ムーア/Rare Studio Tracks 1978-2001

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