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Thin Lizzy シン・リジィ/England,UK 1977 Upgrade

英国を代表する“レディング・フェス”で黄金時代の絶頂を迎えた1977年のTHIN LIZZY。その伝説の現場を伝える極上マスターが新発掘。「GRAF ZEPPELIN」の細密マスタリングで登場です。その伝説ステージが実現したのは「1977年8月27日」。本作は、その現場を真空パックした極上オーディエンス録音です。1977年と言えば、ゲイリー・ムーアとブライアン・ロバートソンの交代もあり、わずかな日付の違いで意味が大きく異なる時期でもありました。まずは、活動全景を振り返ってショウのポジションを確認してみましょう。1977年《前年11月23日:ロボ負傷→ゲイリー参加》*1月3日:ロンドン公演*1月18日ー3月18日 北米#1(37公演)←※SEATTLE 1977《6月『悪名』完成/7月20日ロボ復帰発表》・8月6日ー9月4日:欧州#1(12公演)←★ココ★・9月21日ー11月5日:北米#2(32公演)←※PHILADELPHIA 1977・11月11日ー12月17日:英国#1(28公演)1978年・3月29日:ロンドン公演 ←※映像版L&D・5月15日-26日:欧州#2(5公演)《6月2日『LIVE AND DANGEROUS(アルバム版)』発売》・6月13日ー23日:英国#2(8公演)・7月6日:イビサ公演《ロボ正式脱退/ゲイリー再加入/ナウシーフ参加》*8月8日ー10月15日:北米#3(42公演)*10月20日ー29日:豪州(5公演)←※公式シドニー映像*12月17日:ロンドン公演(ダウニー復帰)※注:「・」印はロボが、「*」印はゲイリーが参加したショウ。これが1977年/1978年のTHIN LIZZY。1976年末にロボが喧嘩で負傷して離脱。1977年春先まではゲイリーが代役を務めたわけですが、『BAD REPUTATION』製作を境にロボが復帰。本作の“レディング・フェス”出演は、そんなロボ復帰の直後にあたる「欧州#1」の8公演目。本稿に目を留められた方なら『LIVE AND DANGEROUS』の元ネタであるサウンドボード・アルバム『DEFINITIVE PHILADELPHIA 1977』もご存知と思いますが、本作はその約2ヶ月前でもあります。1977年の“レディング・フェス”は6月26日ー28日の3日間で開催され、THIN LIZZYは中日のトリとして出演しました。そんな歴史的なステージは名録音が残された事でも知られるのですが、本作はその最新にして最高峰更新盤。ごく最近になって発掘された2ndジェネ・カセットからダイレクトにデジタル化された銘品なのです。実際、そのサウンドは過去最高。従来でも野外フェスらしい反響ゼロのクリアさが際立っていましたが、本作は更に明度が上がっているのです。その威力は冒頭からして明らか。1曲目「Soldier Of Fortune」は穏やかなキーボードとギターが鳴る中でフィルのヴォーカルが入ってきますが、従来マスターはコード音に歌声が埋没気味でもありました。ところが、今回の新マスターはヴォーカルがくっきりと浮き立ち、歌詞の一語一語までしっかり聴き取れる。しかも、これはリマスター効果ではない。シンプルにマスター鮮度が良く、微細部までキレイに残されているからこそ輪郭もくっきりと画かれている。その結果として取り立ててイコライジングするまでもなくメロディが鮮やかに浮かび上がっているのです。そして、バンドが入ってくるとさらに鮮烈。ツイン・ハーモニーはギター1本1本の鳴りが綺麗に描かれ、ボディの共鳴まで感じ取れそうなほど美しい。乱舞するハーモニーを支え、割って入るようなベースもくっきりとしたアタック音がゴリゴリと轟き、それが数珠のように連なってグルーヴを生み出しつつ、1音1音が決して混じり合ったりしない。音色的にオーディンスに間違いはないものの、聴き応えは極上級のサウンドボードと何ら変わらないのです。そんなサウンドボード裸足の超クリア・サウンドで画かれるのは、英国の伝統フェスを制覇した王者のステージ。フェス用セットだけに通常フルセットよりは短いのですが、約65分の持ち時間に黄金時代の必殺曲を濃縮。ここで、その濃厚ぶりもチェックしておきましょう、脱獄(5曲)・Jailbreak/Warriors/Cowboy Song/The Boys Are Back In Town/Emerald その他(7曲)・悪名:Soldier Of Fortune(★)/Dancing In The Moonlight/Bad Reputation(★)・その他:Still In Love With You/Massacre(*)/Don't Believe A Word(*)/Baby Drives Me Crazy ※注:「★」印は『LIVE AND DANGEROUS』で、「*」印は『DEFINITIVE BOSTON 1977』で聴けなかった曲。……と、このようになっています。1977年の最高傑作オーディンス録音と言えば、名盤『DEFINITIVE BOSTON 1977』が君臨しておりますが、本作はそこでは聴けない「Massacre」「Don't Believe A Word」も体験できる。そして何より、有名フェスに臨む熱気が素晴らしい。当時のライヴ・レポートでも3日間で一番の大絶賛を集めたようですが、それが誇張ではないのがよく分かる。乗りに乗ったフィルの歌声は叫ばなくても力強く、張りも艶っ艶。どこをどう聴いてもつぶやくように歌っているはずなのに、不思議とよく通って詩情が胸にじんわりと染み渡るのです。大名盤『LIVE AND DANGEROUS』を引き合いに挙げるまでもなく、人気面でも音楽面でも大全盛にあった1977年のTHIN LIZZY。本作は、その絶頂となるハイライト・フェスをサウンドボード裸足の極上クオリティで現場体験できるライヴアルバムです。まさに文化遺産以外の何物でもない1枚(リマスター・メモ)★非常に音が良いので、修正は必要なし★位相修正★ピッチ修正「1977年8月27日レディング・フェスティバル」の極上オーディエンス録音。新発掘の2ndジェネ・マスターで、そのサウンドは過去最高。従来でも野外フェスらしい反響ゼロのクリアさが際立っていましたが、新マスターは微細部までキレイに残され、輪郭もくっきり。ツイン・ハーモニーはギター1本1本の鳴りが綺麗に描かれ、ベースもアタック音の1つ1つがゴリゴリと轟く。極上級のサウンドボードと何ら変わらない聴き応えで、英国の伝統フェスを制覇した王者のステージを現場体験できる文化遺産アルバムです。Richfield Avenue, Reading, UK 27th August 1977 TRULY PERFECT SOUND (64:49) 01. Introduction 02. Soldier Of Fortune 03. Jailbreak 04. Warriors 05. Dancing In The Moonlight 06. Massacre 07. Still In Love With You 08. Cowboy Song 09. The Boys Are Back In Town 10. Don't Believe A Word 11. Emerald 12. Bad Reputation incl. Drum Solo 13. Baby Drives Me Crazy Phil Lynott - Vocals, Bass Scott Gorham - Guitars, Vocals Brian Robertson - Guitar, Vocals Brian Downey - Drums

Thin Lizzy シン・リジィ/England,UK 1977 Upgrade

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1,630円 (税込)

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