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Dio ディオ/Finland 1987 Complete

RAINBOWカラーの復権を目指した名作『DREAM EVIL』を送り出し、全盛期最後のワールド・ツアーに乗り出した1987年のDIO。「Stars」を始め、激レア曲も満載のフルショウを極上体験できる名匠「Per-Erik」の秘蔵マスターが登場です。そんな本作に吹き込まれているのは「1987年8月15日ハメーンリンナ公演」。今は亡きフィンランドの名物フェス“GIANTS OF ROCK FESTIVAL”に出演した際の超絶級オーディエンス録音です。本作こそ、レア曲・演奏・クオリティの三拍子が揃った80年代の新名盤。どこからご紹介しようか迷うくらいポイントだらけなのですが、迷っていても仕方がないのでいつも通り、ショウのポジションから始めましょう。それでは、“DREAM EVIL Tour”から。1987年《7月21日『DREAM EVIL』発売》・8月1日:チャリティ・コンサート出演・8月15日ー9月5日:欧州#1(10公演) ←★ココ★・10月4日:Japan Aid 2出演・11月9日ー12月15日:欧州#2(27公演)←※公式AT DONINGTON UK他・12月28日ー31日:北米(3公演)1988年・1月1日ー3月26日:北米(64公演)これが1987年/1988年のDIO。“DREAM EVIL Tour”と言えば、公式作『AT DONINGTON UK(1987年編)』や名作『HAMMERSMITH TRILOGY 1984, 1986 & 1987』のFMサウンドボードが象徴として君臨しており、プロショット/SBDセットの『DREAM COLLECTION 1987-1988』も大定番。本作の“GIANTS OF ROCK FESTIVAL”出演は、そのどれよりも初期にあたる「欧州#1」でして、実質ワールド・ツアーの初日にあたるコンサートでした(ちなみに1つ前のチャリティ・コンサートは当店の『CHILDREN OF THE NIGHT(Power Gate-193)』でお楽しみ頂けます)。そんな初ステージを真空パックした本作は、まさに超・極上。北欧の魔術師と歌われた名手「Per-Erik」のオリジナル・マスターからダイレクトにデジタル化された銘品で、とにかく極太な芯が力強く、微細部まで超克明なまま目の前に突きつけてくる。その要因は恐らく……いや、絶対に、野外フェスという環境。“GIANTS OF ROCK FESTIVAL”の環境は“MONSTERS OF ROCK”にも似ており、自然豊かな広い公園に設けられた特設ステージ。そのため、音を反射する壁も天井もなく、PAの出音をそっくりそのままダイレクトに拾っているのです。実際、本作のサウンドはまるっきりゼロ距離感覚。『DREAM COLLECTION 1987-1988』をご体験の方ならドイツやフランスの流出サウンドボードもご存知と思いますが、あの超ダイレクト感にも負けていない凄まじさ。「I Could Have Been A Dreamer」などでロニーのヴォーカルにエフェクトがかかるのですが、そのエコー具合まで超ビビッドです。そんな超ダイレクト・サウンドで画かれるのは、貴重な“DREAM EVIL Tour”のフル・セット。前述のように、このツアーの象徴は公式作『AT DONINGTON UK(の1987年編)』ですし、長さなら『DREAM COLLECTION 1987-1988』のパリ公演SBDが最も有名。両者と比較しつつ、セットを整理してみましょう。ドリーム・イーヴル(5曲) ・Dream Evil/Naked In The Rain/I Could Have Been A Dreamer(★★)/All The Fools Sailed Away/Sunset Superman(★)クラシックス(12曲)・ヴィヴィアン時代DIO:Stand Up And Shout(★)/Holy Diver/Rainbow In The Dark/The Last In Line/We Rock(★)/Rock 'n' Roll Children・サバス:Neon Knights(★)/Heaven And Hell/The Mob Rules(★)・レインボー:Long Live Rock 'n' Roll/Man On The Silver Mountain・その他:Stars(★★)※注:「★」印は公式『AT DONINGTON UK(の1987年編)』で聴けない曲。特に「★★」印は『DREAM COLLECTION 1987-1988』のパリ公演SBDにもない曲。……と、このようになっています。DIOはメドレー形式が多いので、曲数はあくまで参考。上記にはありませんが、この日も「The Last In Line」に「Temple Of The King(!)」や「Children of the Sea」の一説を盛り込むなど、初日らしい多彩な遊びも聴きどころです。そして、そんな遊びの域を超えたセレクトも特別感たっぷり。何と言っても美味しいのが『DREAM EVIL』ナンバー。アルバムの半分以上になる5曲が大盤振る舞いされており、特にサウンドボードが一切残されていない「I Could Have Been A Dreamer」は激レアです。また意外なところでは「Neon Knights」もポイント大。ロニー時代サバスの大代表曲ですが、DIOでレギュラー・セット入りしたのは“DREAM EVIL Tour”が初。クレイグもトニー・アイオミとはまるで違いながらも切れ味鋭いソロを差し込み、疾走感増量バージョンがブチかまされるのです。そして、最大の聴きどころは最後の最後に披露されるチャリティ・プロジェクト“HEAR 'N AID”の名曲「Stars」。それもロニー独りが歌うDIOバージョンで披露してくれるのです。それにしても凄まじいダイレクト感。大観衆の存在感すら薄く、これが現代のショウならIEMsと思った事でしょう。本作は、そんなサウンドボード裸足のサウンドで、貴重な「I Could Have Been A Dreamer」「Stars」入りのフルセットを体験できるのです。過小評価されがちな“DREAM EVIL Tour”の真価を叩きつけるDIOファン僥倖の一作。「1987年8月15日GIANTS OF ROCK FESTIVAL公演」の超絶級オーディエンス録音。反響ゼロの野外フェスの旨み全開で、とにかく極太な芯が力強く、微細部まで超克明なまま目の前に突きつけてくる。まるっきりゼロ距離感覚で卓直結サウンドボードかのような超ダイレクト感で、激レアな「I Could Have Been A Dreamer」を初めとした『DREAM EVIL』ナンバーやバンド・バージョンの「Stars」入りのフルセットを超極上体験できます。Hameenlinna, Finland 15th August 1987 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND Disc 1(56:34) 1. Intro 2. Stand Up And Shout 3. Dream Evil 4. Neon Knights 5. Rock 'n' Roll Children 6. Long Live Rock 'n' Roll 7. Rock 'n' Roll Children (reprise) 8. Naked In The Rain 9. I Could Have Been A Dreamer 10. The Last In Line 11. Holy Diver 12. Heaven And Hell 13. Man On The Silver Mountain 14. All The Fools Sailed Away 15. The Last In Line (reprise) Disc 2(33:31) 1. The Mob Rules 2. Sunset Superman 3. Drum Solo 4. Sunset Superman (reprise) 5. Rainbow In The Dark 6. We Rock 7. Stars Ronnie James Dio - Vocals Craig Goldy - Guitar Jimmy Bain - Bass Vinny Appice - Drums Claude Schnell - Keyboards

Dio ディオ/Finland 1987 Complete

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