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Motorhead モーターヘッド/Tokyo,Japan 1982

ブライアン・“ロボ”・ロバートソン時代に実現したMOTORHEADの初来日。その現場を伝える伝説の名作が復刻リリース決定です。そんな本作に刻まれているのは「1982年6月26日:渋谷公会堂」公演。その一部始終を真空パックした超・極上オーディエンス録音です。ロボ時代と言えば、怪作『悪魔の化身』でも知られるMOTORHEAD史の重力特異点。良い機会でもありますので、その活動全景を振り返り、初来日のポジションを確かめてみましょう。1982年《1月26日ー2月3日『IRON FIST』製作》・3月17日ー4月12日:英国#1(24公演)・5月12日+14日:北米#1a(2公演)《エディ・クラーク脱退→ブライアン・ロバートソン加入》・5月21日ー6月12日:北米#1b(18公演)・6月26日ー7月1日:初来日(5公演) ←★ココ★・7月24日+25日/8月13日/9月4日:欧州#1(4公演)・10月14日ー11月26日:欧州#2(32公演)1983年《2月ー3月『ANOTHER PERFECT DAY』製作》・5月27日ー7月7日:英国#2(30公演)←※公式サウンドボード・7月15日ー8月18日:北米#2(28公演)・8月23日ー11月11日:欧州#3(27公演)《11月:ロバートソン脱退》これが1982年/1983年のMOTORHEAD。“IRON FIST Tour”の北米レッグが始まったところでエディ・クラークが脱退し、黄金トリオが崩壊。その代役としてロボが加入します。彼らが日本に上陸したのは、そんな歴史的交代劇の約1ヶ月後でもありました。彼らの初来日と言えば、もう1つのプレス名盤『TOKYO 1982: DEFINITIVE MASTER(Zodiac 462)』もありますが、本作はまったくの別公演。ここで来日スケジュールにフォーカスして両作の位置関係もチェックしておきましょう。・6月26日:渋谷公会堂 ←★本作★・6月28日:毎日ホール・6月29日『TOKYO 1982(中野)』・6月30日:東京郵便貯金会館・7月1日:名古屋市公会堂 以上の全5公演。本作の渋谷公演は、初来日でもイの一番となる初日でした。まさに日本とMOTORHEADの初対面を記録した本作は、奇跡レベルの超極上録音。名手として一世を風靡した「Miracle Man」氏のオリジナル録音でして、その大元カセットからダイレクトにデジタル化された銘品なのです。そのサウンドをひと言で表現するなら「まるでサウンドボード」。それも端正で瑞々しいナチュラル感まで併せ持っているタイプです。例えば、中野公演の名盤『TOKYO 1982: DEFINITIVE MASTER』も強靱な芯の力強さとダイレクト感を誇っていますが、その鳴りはやや粗暴でもありました。もちろん、MOTORHEADには粗暴サウンドも似合ったりするのですが、より万人向けなのは本作の方。本稿に目を留められた方ならIRON MAIDEN初来日のFM放送もご存知だと思いますが、本作の整ったサウンドはあのFMサウンドボードにも似ている。「実はMOTORHEADもラジオ放送されていたんだよ」と言われたら納得してしまいそうな端正系の極上サウンドなのです。そんな美麗な強力サウンドで画かれるのは、伝説のフルショウ。ロボ時代のライヴと言えば、公式化されたマンチェスター公演サウンドボードが象徴ですが、あれは“ANOTHER PERFECT DAY Tour”であって本作とはセットも大幅に異なる。ここで比較しながら整理してみましょう。エース・オブ・スペーズ(6曲)・Shoot You in the Back/The Hammer(★)/Jailbait(★)/(We Are) The Road Crew(★)/Bite the Bullet/The Chase Is Better Than the Catch その他(9曲)・アイアン・フィスト:Iron Fist(★)/Heart of Stone/Go to Hell/(Don't Need) Religion/America・その他:I'm Your Hoochie Coochie Man/Overkill(★)/Bomber(★)/Motorhead(★)※注:「★」印は公式化されたマンチェスター公演サウンドボードで聴けない曲。 ……と、このようになっています。“ANOTHER PERFECT DAY Tour”では『悪魔の化身』をこき下ろすレビューに怒ったレミーが定番曲を外しまくったわけですが、初来日では問題なく大盤振る舞い。私たち日本人にとっては初来日の思い出が先立つものの、世界的に見ても「ロボが弾く代表曲」をたっぷりと楽しめる文化遺産でもあるのです。もう少しのところで「黄金トリオ」を体験し損なった日本。しかし、今から振り返ると貴重極まるブライアン・ロバートソン時代を生体験できたのは幸運でもありました。そんな現場をFM放送ばりの極上サウンドでフル体験できる最高傑作。「1982年6月26日:渋谷公会堂」公演の超・極上オーディエンス録音。名手“Miracle Man”氏のオリジナル・カセットからデジタル化された銘品で、伝説の初来日を伝える最高傑作。「まるでサウンドボード」を地で行くダイレクト感だけでなく、それも端正で瑞々しいナチュラル感まで両立。それこそFMサウンドボードにも負けない奇跡のサウンドで、初来日来日というだけでなく、全世界的にも貴重なロボ時代のフルショウを味わえる文化遺産アルバムです。Live at Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 26th June 1982 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters) (66:21) 1. Opening 2. Iron Fist 3. Heart Of Stone 4. Shoot You In The Back 5. The Hammer 6. "Sorry, we have blown the PA up" 7. Jailbait 8. Go To Hell 9. (Don't Need) Religion 10. Hoochie Coochie Man 11. America 12. (We Are) The Road Crew 13. Bite The Bullet 14. The Chase Is Better Than The Catch 15. Overkill 16. Bomber 17. Motorhead Lemmy Kilmister - Bass, Vocals Phil "Philthy Animal" Taylor - Drums Brian "Robo" Robertson - Guitar

Motorhead モーターヘッド/Tokyo,Japan 1982

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