エヴァンスも、キースも、スヴェンソンも、メルドーも要らない!現行アコースティック・エレクトロニカ・ピアノ・トリオ最先端ゴーゴー・ペンギン。アルバム「エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビー・OK」発表に伴うボストン公演とロブ・ターナー在籍のBBCライヴを、どちらもこれ以上ない超極上高音質サウンドにてカップリングした絶対必聴アイテムが初登場!!本作はオリジナル・ドラマーのロブ・ターナーに変わり、知る人ぞ知るエチオピアのレジェンド、ムラトゥ・アスタトゥケのサポートなどで知られる、機械と形容される正確無比なテクニックのロブとは違い、もちろん最高のテクニックを持ちながらもよりライヴ重視のアグレッシヴでパワフルなジョン・スコットが加入後の最新作「エヴリシング・イズ・ゴーイング・トゥ・ビー・OK」発表に伴い行われた2023年5月12日ボストン、サマービルのクリスタル・ボールルームに於けるライヴと、ロブ・ターナー在籍の最後期の2020年9月19日ロンドンのBBC・レディオ・シアターでの公開ライヴを、どちらもレーベル独自の丁寧なマスタリングを施した極上高音質ステレオ・サウンド(ボード)にてカップリング収録した、これを聴かずに現在の音楽は語れない全ての音楽ファンに大推薦のCDが入荷しました!!元々シーケンス・ソフトで作ったスケッチを基に楽曲を作っていき、プレイヤーというよりもトラックメイカーに近い制作プロセスを踏むことで、普通にスタジオでセッションを重ねても到底思いつきそうにない複雑なフレーズをラップトップ経由で手繰り寄せ、それらをピアノ・トリオの様式へとトレースすることで、プログラミングでは表現不可能なダイナミズムを生み出しながら、さらにインプロビゼーションをはめ込み、とても人間技とは思えないような超絶テクニックで一矢乱れぬアンサンブルをいとも軽々とこなし、それをライヴで披露してしまうという、各メンバーの演奏スキルと豊富な引き出しはとんでもない次元にまで達している。他方、テクニックをテクニックのために使わないとメンバーが語っている様に、磨き抜かれた刃のようなアンサンブルは引き算の美学に支えられ、あくまでも生演奏の可能性に拘っており、打ち込みは一切使用していない…細かいところでは、人力ドラムンベースから演奏の終わりに用意されたコンピューターのバグを思わせるグリッチ・ノイズに至るまで、生演奏で再現している。時折針飛びを起こした様に聴こえる場面に遭遇することがありますが、それはそういう演奏なので悪しからず。このリズム・セクションはひとつの極地にあるといっても過言ではなく、ロブはまさに機械の如く正確無比な超絶テクニックを、他方新加入したジョンのドラムスはよりライヴ感を重視したワイルドさが特徴で、どちらも連なる音のことごとくに対して、止むことなく聴き惚れてしまう…また嬉しいことに、そのドラムスの細部まで丸見えな極上高音質とくりゃあ堪らんでしょう!一方でクリスのピアノも真髄。心の琴線をダイレクトに打鍵するが如くに抒情的でロマンチック!エスビョルン・スヴェンソンの死によりその歴史に幕を閉じてしまったE.S.T.に代わるように登場したゴーゴー・ペンギン、今聴くべきピアノ・トリオ、いや音楽はこれだ!!!