1983年、イタリア北部の古都に響いた静かな独白。この公演に刻まれているのは音が生まれる瞬間そのものを見つめるような、極度に研ぎ澄まされた時間をオーディエンス録音した音源でお聴き頂けます。沈黙から立ち上がる単音。余韻が空間に溶けきるまで待つ呼吸。旋律は語るというより、現れては消え、また別の形で再生する。そこには明確な主題の提示よりも、響きの連鎖によって形づくられる流動的な音楽の生成過程がここに存在します。この時期のソロ・ピアノは、奔流のような即興よりも、音と空間の均衡を探る内省へと深く傾いている。フレーズは決して過剰に語らず、和声は透明なまま長く保たれ、時間は直線ではなく円環のように巡る。ピアノが空間に触れ、空間が応答し、その往復のなかで音楽が生成され続ける。深い集中と静かな緊張に満ちた、1980年代ソロ即興の核心を伝える記録である。Live At Sala Europa Palazzo dei Congressi, Bologna, Italy July 6th, 1983 Disc 1 1.Part 1 Disc 2 1.Part 2 2.Somewhere Over The Rainbow 3.Blues 4.Encore 3 Keith Jarrett(piano)





























